これで落ち着くと良いね

ネパール　コイララ元首相再登板　４年ぶり下院開会
2006年 4月29日 SANKEI WEB

　【バンコク＝岩田智雄】ネパールで二十八日、ギャネンドラ国王が復活を約束した下院が約四年ぶりに開会した。同議会は最大政党・ネパール会議派のコイララ総裁（８１）が国王から新首相に任命されたことを満場一致で承認。新憲法制定へ向けた制憲議会選挙の実施が提案された。
　現地からの報道によると、出席した約二百人の議員は冒頭、民主化要求デモで犠牲となった市民に黙祷（もくとう）をささげ、その後、副議長が制憲議会選の実施と、反政府武装勢力・ネパール共産党毛沢東主義派との和平に向けた対話を行うことを提案した。コイララ首相は急病のため、議会を欠席した。コイララ首相の首相就任は五回目。
　下院が開かれたのは国王が二〇〇二年五月に解散して以来。ネパールではその後、毛派と政府軍の戦闘が激化し、下院選は行われていない。国王は昨年二月に内閣を解任して直接統治を開始したが、政党側が専制政治の放棄と複数政党制の復活を求めて抗議デモを繰り返したため、国王は下院議会を復活させ、行政権を民衆に返すと表明していた。
　政党側は新憲法制定で、国王の権力を弱体化し複数政党制を確実にすることを狙っている。一方、毛派は王制打倒と共和制実現を掲げており、政党側に同選挙を早期に実施するよう圧力をかけている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
随分もめたし、多くの犠牲者が出たけど、これで落ち着くかな。
コイララさんは穏健派のベテランだから、コネクションを総動員して収拾を図るでしょう。
問題は武装勢力の毛派だよね。
餓死はほとんど無い国だけど、貧富の差は激しいからね。

がんばれ！ネパール！！！