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2008-09-26 | 世の中のこと
<知りたい!>はかなき「命」日本の首相 福田さんは365日?
2008年9月20日 毎日JP

 首相2人が、約1年という短期で相次いで政権を投げ出し、混迷する日本。諸外国の大統領や首相の在任期間と比較してみても、日本の首相はやっぱり“短命”だ。どうして?【山寺香】

 ◇ドイツ88カ月、ねじれても話し合い 日本は26カ月、持ち回って…短命度2位

 第二次大戦後に首相を務めたのは、東久邇稔彦氏から福田康夫首相まで29人。

 ソ連時代のあるロシアを除いた主要8カ国(G8)各国を見てみると、第二次大戦後の各国の政治指導者の人数が最も多い国はイタリア(首相)で延べ38人。その他は▽イギリス(同)13人▽カナダ(同)12人▽アメリカ(大統領)11人▽フランス(同)10人▽ドイツ(首相、統一前は西ドイツ)8人――の順だ。

 平均在任期間はおよそ▽イタリア19カ月▽日本26カ月▽イギリス58カ月▽カナダ59カ月▽アメリカ69カ月▽フランス74カ月▽ドイツ88カ月。国民の直接投票で選ばれるアメリカやフランスは、国会議員によって選出される日本などとは単純には比較できないが、日本の首相はイタリアに次いで短命といえる。

 イタリアは、1946年の共和制移行時の首相で、戦後体制の基礎を築いたデガスぺリ氏が約8年間在職したのが最長。その後は1年に満たない超短期政権も少なくない。慶応大法学部の小林良彰教授(政治学)は「完全比例代表制で小党が乱立したことや、歴史上分割されていた経緯があるため与党の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)なことが要因。状況を打開しようと、05年に選挙制度改革が実施された」と解説する。

 平均在任期間が最も長いドイツは、日本同様2院制で、90年の東西統一後、一時期を除いて両院のねじれが発生した。日本との違いについて小林教授は「両院の意見が異なった場合、日本は十分な話し合いをせずに物別れに終わるがドイツでは作業部会が設置され妥協点を探る」という。

 イギリスはどうか。戦後最長は、大胆な構造改革を断行し「鉄の女」との異名を持つサッチャー氏の11年。次いで、ブレア前首相の10年。小林教授によると「一度選ばれれば政権から引きずり降ろそうとしない政治文化があることが、長期政権の一因」。

 日本の首相の在任期間は短い。戦後の歴代首相を短い順に見てみると、(1)東久邇氏54日(2)羽田孜氏64日(3)石橋湛山氏65日(4)宇野宗佑氏69日(5)芦田均氏220日(6)細川護熙氏263日(7)片山哲氏292日(8)安倍晋三氏366日。福田首相は、24日に辞職すれば在任は365日。

 小林教授は「党内の役職や大臣経験を経てはい上がっていった昔と異なり、小泉純一郎元首相以降は国民に人気のある人が首相に選ばれるようになった。そのため人気が落ちれば首相にとどまれなくなった」と指摘する。

 徳島文理大大学院の八幡和郎教授(政治学)は「戦前から独裁者を嫌う傾向があり、“持ち回り”の発想が根強く、長期政権にならないよう、リーダーシップがない人を選んでいる」と分析する。

 さて、新首相の“寿命”はどうなるのか?
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理念とビジョンがあって、リーダーシップのある人(有能な人に権限委譲できる人)が、ある程度、長期の政権を担って改革しなければ解決できない問題が多すぎる。

このままでは国際競争力の点で、決定的に遅れをとってしまう。

近々での総選挙は、私個人としては何の解決にもならないと思いますね。

まだ大丈夫、まだ間に合うと言っているうちに、取り返しのつかないことになりそう。


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