
ショウジョウソウは トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属) の一年草。
別名「サマーポインセチア」と呼ばれるように、いちばん上の葉が赤いです。
花を抱く花弁のように赤くなっているこの葉は「苞」と呼ばれています。

苞の中には たくさんの杯状花序よ呼ばれる花序があり、このショウジョウソウのように円熟期に入ると 杯(カップ)から生まれた子房が 受粉して果実になり 果柄を曲げて杯の外に飛び出し垂れ下がっているのが分かります。

奥のほうに リンゴの芯みたいな棒が2本立っていますが、これは 受粉できなかった子房(と果柄)が 果肉を落として軽くなったため折れ曲がらずにそのまま上を向いて立っている図です。

杯状花序の 杯(カップ)は 最初 雌しべを生産し、その後、雄しべや 唇の形をした腺体(この中に 蜜がある)を次々と生んでいきます。
果実は 予想どおり 三室からなり、(大きさは別にして)その形は ナンキンハゼの果実そっくりです。
写真中央に 柱頭だけ産まれためしべがありますが、柱頭は 6本あるように見えますが、3本がそれぞれ2つに分かれているためこう見えるのです。
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