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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

立てばシャクナゲ!座ればボタン?

2021-04-27 10:44:52 | みんなの花図鑑
「立てばシャクヤク...」 っていいますが、こちらは シャクナゲ。


場所は 野外民族博物館リトルワールド。
シャクナゲ といっても、ツツジ属(ロードデンドロン)の植物で、この花など 確かに ツツジ(躑躅)を思わせます。




シャクナゲにも 西洋と日本とがあり、看板によると これはセイヨウシャクナゲ らしいです。
日本シャクナゲのほうは 葉の裏が褐色になっているということです。



シャクナゲの雄しべを拡大してみて驚きました。葯の頭に穴が開いている!

(該当部分の拡大図)
シャクナゲのおしべは この穴から花粉を出すのでしょうか?


詳しく調べている方のblogがありました。
「普通、葯と言うものは、内側に花粉があって、葯が開裂し裏側がめくれて花粉が出て来るのだが(中略)シャクナゲの葯は開裂しないらしい。

 調べてみると、開裂しないのではなく、上の部分が蓋の様に開くのだそうである。ツツジ科植物の多くはこう言う形の葯をもつとのこと。他に、ナス属やヒメハギ属にもこの手の葯があるらしい。」(RakutenBlog・我が家の庭の生き物たち「西洋シャクナゲ(クリソマニカム) (6)」)





シャクナゲの蕾は こんなふうにくしゃくしゃです (´∀`)





座れば ボタン?

ボタンの花というと ふつうこのような八重咲きの花を思い浮かべますが・・・



8世紀に中国から薬用植物として渡ってきたときは 一重咲き種だったものと思われます。



八重咲きの花弁というのは 主に おしべ が変化したものと言われてます。
ツバキの園芸種などでは おしべが全部 花弁に変わってしまっているものもありますが、このボタンでは まだ雄しべが残っているようです。



シャクヤクとボタンはよく似ていますが、葉で区別するのが一番わかりやすいようです。


(出典:タキイネット通販「シャクヤクとボタンのちがいとは?」)







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