アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

たんぽぽのぽぽのあたりが火事でっせ(^^)/

2023-04-08 16:52:00 | みんなの花図鑑

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
という俳句があります。作者は 坪内稔典(つぼうちねんてん)さんです。
私は今は昔、雑誌『美術手帳』の特集で この句を知ったとき、興奮して夜も寝れませんでした!(^^)!




言葉が指し示す対象そのものでなく、ことば自身が踊りだす俳句の楽しさを垣間見た気がしました。
いや、そんな大げさなことじゃなく、単純に「ぽぽのあたり」ってどのあたり?
って思いました。




たんぽぽ、って何か…「ぽぽ」で終わる音が可愛い感じ。
そこに「反応」したね! 坪内くん。
(鷲田清一の解説)
「ぽぽ」って破裂音はやっぱり黄色い花じゃなく、綿毛になってポッポーと旅に出ようとしている状態のことを言ってるんだよね~




いやいや、「ぽぽのあたりが火事」っていうんだから、燃えてるんでしょ?!
燃えてるのは 真っ黄色の頭状花序のあたりを言ってるのかもしれませんよ・・・





キク科の中でもタンポポ亜科という集合は頭状花序が全部舌状花で構成されているです!(つまり小花の一つひとつに一枚の肥大化した花弁が必ずついているんです、ハイ)これ、燃え上がってるように見えませんか (^_-)-☆





この句は句集『ぽぽのあたり』から。
続編として「たんぽぽのぽぽのその後は知りません」という句もあるそうです (^_-)-☆
作者の坪内稔典氏が、以下のように述べていますが、これが「ぽぽとはどのあたり?」のヒントになるかも(^^♪

「楸邨晩年の句集『怒涛』(1986年)に(中略)「たんぽぽのぽぽと絮毛のたちにけり」があった。私の「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」の触媒がこの句などだったかも。」
(「楸邨」とは加藤楸邨という俳人のこと)
(絮毛は(わたげ)と読み 俳句では綿毛といわず「絮毛」とあらわすようです)




ついでに (事実かどうかはどうでもいい話の得意な)ChatGPTに聞いてみました(´・ω・)
アブリル 「たんぽぽのポポのあたり」って、どのあたりですか?

ChatGPT 「たんぽぽのポポのあたり」というフレーズは、一般的には、何かが場所や位置を指すものではありません。このフレーズは、主に童謡「たんぽぽ」の歌詞の一部として使われています。歌詞には「たんぽぽのポポのあたりで おしゃべりしたいな」という一節があります。

したがって、「たんぽぽのポポのあたり」とは、歌詞の中で、たんぽぽの生えている場所や、ポポ(たんぽぽの種)のある場所を指すのではなく、むしろ歌詞の中で出てくる、子供たちがたんぽぽの種を吹いて遊んだり、おしゃべりを楽しむ場所のようなイメージを表しています。


・・・ どこまでも 話を逸らす ジーピーティー ・・・(ひとりごと)






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