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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ペンタス、ダイアンサス

2020-07-08 14:12:34 | みんなの花図鑑
これも6月中に 西尾市憩の農園で撮ったものです。
しかも今回は2つの花。 名前の最後が「スで終わる」こと以外に 2つの花には関連性がありません m(_ _)m

ペンタス(アカネ科)

アカネ科というのは大きな科で、 サンタンカ、ハクチョウゲ、ペンタスなど観賞用があるかと思うと、 ヤエムグラ、ヘクソカズラなど雑草といわれる野草も含まれます。 これらの植物にどういう共通性があるか、私には 分からないです。




ただ、ペンタスの花を見て、長い花筒の先が5つ(Penta)に開平して筒の中は細かい毛で覆われているところは ヤイトバナ(ヘクソカズラ)に似てるな、なんて思ったりします。



よく見るペンタスは 筒の中から 白い雌しべの柱頭が突き出しています。
「こうした花の特徴から花粉媒介者は細長い口吻を持った虫、チョウの仲間と考えられます。原産地では赤い色を好むアゲハチョウの仲間などが来ていることでしょう。」(2018年自然観察大学●花の特徴から花粉媒介者を推理してみよう)




雄しべは無いのかというと、筒の奥に 5つ、ちゃんとあるそうです。
今それを確かめてみることはできないのですが、 実は 以前、 この雄しべのほうが 筒の外に顔を出したペンタスに出会ったことがあります。

もうひとつのペンタス

その記事に書いているように、すべてのペンタスが 時期が来れば雄しべのほうを外に出すことがあるのか?、 あるとしたら 雄しべが先か雌しべが先か?
―― 疑問なんですが、その後調べてませんので、そのままなんです m(_ _)m





ダイアンサス(ナデシコ科)

ダイアンサス(Dianthus、ダイアンタス)というと ナデシコの仲間というか、ナデシコそのものみたいなものですが ...



カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。(NHKみんなの趣味の園芸「ナデシコ(ダイアンサス)の基本情報」)



わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生(同上) するそうです。



自家受粉を避けるために、花はさまざまな工夫をしていますが、ダイアンサスでは 雌雄離熟 (herkogamy)といって 「ナデシコ (ナデシコ科) では柱頭が雄しべよりも高く突出するため、花粉が自らの柱頭に落ちることはない」ような工夫をしているようです(BotanyWEB「自家受粉と他家受粉」)




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