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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クルマバザクロソウ - ザクロの名の由来

2023-09-07 14:34:13 | みんなの花図鑑

クルマバザクロソウはとても地味な野草です。



分類はザクロソウ科ザクロウソウ属。
ということは ザクロソウという野草もあるわけで、
なんでもザクロソウ科の植物は日本にこの2種だけだそうです。



クルマバザクロソウとザクロソウのちがいは(葉の付き方も違いがあるけど)花の付き方が決定的に違います。
クルマバザクロソウの花は「細い柄で葉の基部に輪生」しますが、
ザクロソウのほうは「茎頂に枝を分け花をつけ」ます。




在来種の「ザクロソウ」の名の由来は「葉がザクロの葉に似ている」からなんだそうです。
いっぽう、クルマバザクロソウのほうは江戸時代末期に初めて新潟の海岸で見出され、牧野富太郎博士が「葉が車輪状をしているザクロソウ」の意味でクルマバザクロソウと命名したんだとか。




ただ、私は ザクロソウのほうには出会ってませんが クルマバザクロソウを見る限り「ザクロの葉にそんなに似ているかな?」って思います。




それで、しばらくしてクルマバザクロソウの果実を見たとき、ザクロソウの名はこの果実の様子に由来するに違いないと思いました!(^^)!
ちなみに、三河の植物観察さんのサイトからザクロソウのほうの果実の画像をお借りしますと 以下です。






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