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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

マユミ - 安祥城址公園

2019-05-04 23:31:02 | みんなの花図鑑

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前回 安城市JJ地点のマユミ を観察したときは、同じ株に 雌花と雄花があるのを確認できました。
同じ日に、ここ安祥城址公園のマユミも観察してきたのですが、安城市JJ地点のマユミ と大いに異なる形態をしていて、現在 カオスに陥っています。
順序立ててお話しできる状態ではないので、とりあえず、10枚、順不同で お見せします。




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安城市JJ地点のマユミ のマユミのばあいは、ひとつの株に たくさんの雌花と 数少ない 雄花がありました。
ところが、ここのマユミの花は はっきり雄花、雌花と呼べない花 ばかりなのです。




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いちおう花には 2つのパターンがあります。
まず1つめのタイプの花は、この写真(↑)の中段の3つの花がそうなんですが、まわりの4つの雄しべの先が黒く勢いがなく、中央のめしべが おしべよりやや高めに立っているタイプで、強いていえば、雌花風の花です。





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2つめのタイプは 4つの雄しべの先が赤くはっきりしていて、中央のめしべがいくぶん背が低く元気がないタイプで、強いていえば、雄花風の花です。




5
安城市JJ地点のマユミ のときは、はっきり特徴のある雄花と雌花が一つの株に存在し、雌雄の比率は
雄花:雌花 = 1 : 19
くらいで、圧倒的に 雌花が多かったです。
たいして ここ安祥城址公園の マサキ は 上記<雄花風>:<雌花風>の割合は 50 : 50 です。





6
ここの花は <雄花風>といっても おしべの葯が赤いのは別地点の<雄花>と同じですが、背が低いままなのです。中央のめしべと同じくらいのものが多いのです。
ここの花は <雌花風>といっても おしべを凌駕するほど めしべが大きくありません。
なんだか すべてが中途半端なのです。






これなんか、<雄花風>というよりも、中央のめしべも元気なので、両性花というものがあるとすれば、そちらなのかもしれないと思えてきます。





まあ、手前の2つの花のように、雄しべの先に葯がついてなかったり、雌しべの花柱があきらかにおしべを凌駕していれば、これは<雌花>といってよいかもしれません。





問題は <雄花風>としたものの 中央のめしべが 周囲のおしべより背が高いものがあるということ、それが <雄花>というより ひょっとしたら<両性花>ではないかと思わせる形態をしていることです。




10
仮に ここの花は <両性花>であって、雄しべ優勢の時期と めしべ優勢の時期があるのかもしれません。
しばらくたって 観察して見たら、何か分かるかもしれません。





2 コメント

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Unknown (fuyu325)
2019-05-05 17:49:50
謎があるとワクワクしますね(^o^)
近所に2本マユミの木があって、1本は鳥の落とし物から
土手に自然に生えたものです。
庭木と違いがあるか、観察してみます!
今までちゃんと見たことがなかったけど、きれいな花なんですね。
フォローもありがとうございました(^^)
過去記事も順番に読ませて貰います♪
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Re: fuyuさん^^ (アブリル)
2019-05-07 07:40:57
お返事遅れてごめんなさいm(_ _)m
マユミの雄株はめずらしいとか?
鳥が落としていったものなら 雄株の可能性ありかも(´∀`)
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