<左>アレチニシキソウ <右>コニシキソウ
アレチニシキソウとコニシキソウが隣り合わせに生えているところで比較観察です。
撮影は 9月30日です。
左のアレチニシキソウは 以前ハイニシキソウと誤認していたものです。
<左>アレチニシキソウ <右>コニシキソウ
全体の色の感じは アレチのほうが緑色で、コニシキのほうが 赤紫っぽい感じです。
両者とも茎は地を這って広がっています。ただし、コニシキソウのほうは やや立ち上がる株のときもあるようです。
<左>アレチニシキソウ <右>コニシキソウ
アレチニシキソウの特徴は 葉が緑っぽいことと、4つの赤いテールランプのような腺体が杯(カップ)の上端にあることです。「4個の赤色の腺体の周りには狭い4個の淡紅色の小さな付属体がある」(三河植物観察「アレチニシキソウ」)
アレチニシキソウ コニシキソウ
アレチのほうは 手前にまだ緑の果実が写ってますが、アレチの果実は3稜形で、稜付近に曲がった毛が生え、果実の基部付近では側面にも毛があります(同上)
アレチニシキソウ コニシキソウ
アレチのほうは 4つのテールランプ(← 正しくは「腺体」です)が杯の上部にあるのが特徴でしたが、コノシキのばあいは杯の上部に「4個の黄褐色の腺体が付き」その周りを白いエプロン(←正しくは「付属体」)が飾っているのが特徴です。白いエプロンはかなりはっきりしています。
アレチニシキソウ コニシキソウ
葉の裏です。アレチの葉の裏には「曲がった白色の伏毛が密生」してます(同上)
コニシキソウの葉の裏も「白毛が密生」(三河植物観察「コニシキソウ」)していますので、これは 2つの区別点にはなりません。
茎に「やや縮れた白毛が生え」ているのがコノシキソウのほうです。
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