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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホルトノキ - 平賀源内

2023-07-10 16:00:00 | みんなの花図鑑
見出し画像は 2022-7-08 撮影


(2022-10-16 撮影)
平賀源内が和歌山県でこの木を見つけて「あっ、オリーブの木だ!」と間違え、「ホルトカルの油(オリーブオイル)の採れる木」と言って紹介したので、この木の名が「ホルトノキ(ポルトガルの木)」になったそうです !(^^)!
でも、実際は「モガシ」という名の日本在来種です。全国の神社に巨木が植わっています。



以下の画像は 2023-7-06 撮影

なんじゃもんじゃの木やセンダンなどもこのような楕円の実をつけますが、ホルトノキは花も面白いんです。




つぼみが弾けると、中から白髪の花弁をつけた花が出て来ます!




たくさんの雄しべが雌しべを取り囲んでいます。葯の色ははじめはベージュ?ですが、パイプのようなシリンダートップに穴が開き花粉を放出する頃は濃く褐色になります。




最大の特徴はやはり花弁の先が糸状に裂けていることでしょうか?




ホルトノキ(Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus )は 本州(千葉県南部以西)、四国、九州、沖縄、済州島、中国南部、台湾、インドシナに分布。(樹に咲く花)




花は白色で総状花序に多数つき、5枚ある花弁は先が糸状に細かく裂ける。長楕円形の石果は長さ1.5~2センチ、黒紫色に熟し、中に1個の核がある。樹皮は大島紬のねずみ色の染料になる。 (植物の世界)




受粉が終わるころには 雄しべはポロポロと脱落し・・・
やがて花弁も花から抜け落ちます。

そして トップ画像のようになります。オレンジ色の花盤が非常に印象的です。




果実(2022-10-16 撮影)





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