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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ソシンロウバイ - 高月院

2024-01-17 15:00:00 | みんなの花図鑑
豊田市松平地区にある高月院は松平家の菩提寺です。


高月院へ向かう参道の途中にソシンロウバイが何本か植わっています。ソシンロウバイは冬に咲く花です。



ソシンロウバイの名前の由来は、花びらから芯まで同じ色という意味の '素芯(そしん)' と '蝋細工のような梅に似た花' が咲くことから付いたとされています。



ソシンロウバイの学名は Chimonanthus praecox form. concolor で、
属名のChimonanthus は cheimon 冬 + anthos に由来し、「冬(1-2月) に開花する花」の意味です。




種小名の praecox は「早期(早熟、早咲き)の」の意味です。





form.(または f.)は 品種 form (ラテン語は forma)を表します。



品種名 concolor は英語で「同色の、単色の」の意味です。






高月院は、元の名を「寂静寺」といい、見誉寛立上人が建立したといわれています。




1376年に初代松平氏の親氏が本尊阿弥陀仏を寄進し、堂や塔を建立して「高月院」と改め、松平家の菩提寺としました。




境内の松平家墓所には、初代親氏、二代泰親、四代親忠夫人の墓がならんでいます。




現在の山門や本堂はは、1641年に徳川家光の命によって再建されたものと伝えられています。


















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