
なんで 「野アズキ」かというと、(もちろん属は違いますが)花がアズキ(小豆)の花にそっくりなんですよ。
といって、アズキの花は葉に隠れて咲いているので、その気にならないと観察できません。
去年撮ったアズキの花の画像があったので、再掲します。

アズキ
どおでしょう、よく似ているでしょう! !(^^)!
もっとも ノアズキはつる性なので、そこはかなり違いますけれどね。
で、アズキとか ノアズキとか マメ科なので 花は 蝶形花と言って マメ科特有の構造をしています。
上の写真で 像の耳みたいな大きいのが 旗弁です。
その手前の より黄色い2枚が 翼弁です。
しかしこの翼弁、普通の蝶形花とちがって ねじれています。
以下に、去年 同じ話題「ねじれ翼弁、ねじれ舟弁」を取り上げたとき使った アレチヌスビトハギを使って普通の蝶形花の花弁を図示します。

アレチヌスビトハギの蝶形花

ここからは つい最近撮ったノアズキの花です。
この画像から分かるように、ノアズキの舟弁は サイの角みたいにカーブしています。

白っぽいサイの角のような舟弁の両側に よく弁が2枚付いているのですが、舟弁がカーブしているので、翼弁もそれにつれて曲がっています。

舟弁の中には シベがあります。
この画像では まだ時期が早いので不確かなのですが、シベが曲がっているので、それを包んでいる舟弁も曲がっているのだと思います。

シベが曲がっているのはなにがしかの利点があるからなのでしょうが。。。

去年の記事を読むと
「舟弁の突起部に虫が止まったとき、反対側の開口部がシーソーのように揺れ動いて、雌しべに雄しべの花粉がつく」
なんて、見たようなことが書いてあります (´∀`)
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