プリムラ・ポリアンサ 'ゼブラブルー'
プリムラ・ポリアンサ(Primula Polyanthus Group)はヨーロッパ原産のP・エラチオール(Primula elatior)、P・ブルガリス(P. vulgaris)、P・べリス(P. veris)などが交雑されて育成された品種群のこと。
このポリアンサに、コーカサス地方原産で赤紫色の花をつける小型種P・ジュリエ(P. juliae)を日本で交配させて誕生したのが、花も株も小型の品種群‘ジュリアン’です。(みんなの趣味の園芸「プリムラ・ポリアンサ(プリムラ・ジュリアン)」)
プリムラの仲間は、狭い花筒の中にあるシベが株により違うのです。
この株はみな めしべが一個ついています。
こちらは おしべだけが見えます。
そしてこちらは また雌しべだけが見えてます。
プリムラの仲間は雌雄異株なのでしょうか?
プリムラ・ポリアンサ 'シルバーレース'
プリムラ(シルバーレース)は黒色と白色の2色の対比が洗練された魅力を感じさせスタイリッシュなお庭によく合う魅力的な園芸品種です。花は茎頂に数個の小花が数個ずつ咲きます。(BEGINERS GARDEN「プリムラ(シルバーレース)の特徴」)
花筒の中についているシベを観察します。
この株は どれも雌しべが付いています。
こちらの株は どれも雄しべが見えてます。
以下、過去ログのコメントより
プリムラの仲間は 雌雄異株ではなくて 両性花なんですが、
2タイプあり、
「おしべ」が上に伸びているタイプと、
「めしべ」が上に伸びているタイプとあるのです。
(めしべが上のタイプを「長花柱花」、おしべが上のタイプを「短花柱花」といいます)
どうしてそのようなタイプに分かれているのかというと、
自家受粉を避けるためです。
「おしべ」の長いタイプに虫が来ると、花粉が虫につきます。上で見たように、雄しべを覆うくらい蜜でおおわれているので、仮にその花の雄しべの下に雌しべがあったとしてもそのめしべに花粉がつくことはありえません。
花粉をつけた虫は別の花を訪れ、その花が雌しべが上に伸びている花で会った時だけ受粉が成功するという仕組みです。
しかしながら。。。
ソバの花のように、花筒がシベを覆っていない花の場合は この説明は了解できます。なぜなら、図体の大きなハチは まず雄しべが長い短花柱花で花粉をつけ、つぎに雌しべが長い別の花で授粉するし、相対的にハチより小さいアリのばあいは まず低いところにおしべのある花(長花柱花)で花粉を体につけ、つぎに低いところにめしべのある花(短花柱花)で授粉できるからです。
ところが、プリムラのばあい、シベの周囲を花筒が覆っています。
おそらく 雌しべに隠れて低いところにあるおしべは役割を果たせないでしょう。
また、(見てはいませんが)雄しべの下に隠れて花筒の奥にめしべがあったとしてもそこまで虫が行くことがあるとは到底思えません。そうまでしていく必要がないからです。
ということからすると、
プリムラは(進化論的時間軸で)近い将来、雄花と雌花に進化するのでは?!
と思えてきました (^_-)-☆
プリムラ・ポリアンサ(Primula Polyanthus Group)はヨーロッパ原産のP・エラチオール(Primula elatior)、P・ブルガリス(P. vulgaris)、P・べリス(P. veris)などが交雑されて育成された品種群のこと。
このポリアンサに、コーカサス地方原産で赤紫色の花をつける小型種P・ジュリエ(P. juliae)を日本で交配させて誕生したのが、花も株も小型の品種群‘ジュリアン’です。(みんなの趣味の園芸「プリムラ・ポリアンサ(プリムラ・ジュリアン)」)
プリムラの仲間は、狭い花筒の中にあるシベが株により違うのです。
この株はみな めしべが一個ついています。
こちらは おしべだけが見えます。
そしてこちらは また雌しべだけが見えてます。
プリムラの仲間は雌雄異株なのでしょうか?
プリムラ・ポリアンサ 'シルバーレース'
プリムラ(シルバーレース)は黒色と白色の2色の対比が洗練された魅力を感じさせスタイリッシュなお庭によく合う魅力的な園芸品種です。花は茎頂に数個の小花が数個ずつ咲きます。(BEGINERS GARDEN「プリムラ(シルバーレース)の特徴」)
花筒の中についているシベを観察します。
この株は どれも雌しべが付いています。
こちらの株は どれも雄しべが見えてます。
以下、過去ログのコメントより
プリムラの仲間は 雌雄異株ではなくて 両性花なんですが、
2タイプあり、
「おしべ」が上に伸びているタイプと、
「めしべ」が上に伸びているタイプとあるのです。
(めしべが上のタイプを「長花柱花」、おしべが上のタイプを「短花柱花」といいます)
どうしてそのようなタイプに分かれているのかというと、
自家受粉を避けるためです。
「おしべ」の長いタイプに虫が来ると、花粉が虫につきます。上で見たように、雄しべを覆うくらい蜜でおおわれているので、仮にその花の雄しべの下に雌しべがあったとしてもそのめしべに花粉がつくことはありえません。
花粉をつけた虫は別の花を訪れ、その花が雌しべが上に伸びている花で会った時だけ受粉が成功するという仕組みです。
しかしながら。。。
ソバの花のように、花筒がシベを覆っていない花の場合は この説明は了解できます。なぜなら、図体の大きなハチは まず雄しべが長い短花柱花で花粉をつけ、つぎに雌しべが長い別の花で授粉するし、相対的にハチより小さいアリのばあいは まず低いところにおしべのある花(長花柱花)で花粉を体につけ、つぎに低いところにめしべのある花(短花柱花)で授粉できるからです。
ところが、プリムラのばあい、シベの周囲を花筒が覆っています。
おそらく 雌しべに隠れて低いところにあるおしべは役割を果たせないでしょう。
また、(見てはいませんが)雄しべの下に隠れて花筒の奥にめしべがあったとしてもそこまで虫が行くことがあるとは到底思えません。そうまでしていく必要がないからです。
ということからすると、
プリムラは(進化論的時間軸で)近い将来、雄花と雌花に進化するのでは?!
と思えてきました (^_-)-☆