アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ジンチョウゲ - 蕾のとき・花のとき

2022-03-03 06:00:03 | みんなの花図鑑

ジンチョウゲ(沈丁花)の蕾。




沈丁花は蕾の時代が長い。




蕾のときによくわかるように、赤い部分は筒型の萼片で、これの先端が開いて 花弁のようになって開花となります。




この一番よく見る外側がピンクの、内側が白色の花の沈丁花は「ウスイロジンチョウゲ」と呼ばれています。





沈丁花の学名は Daphne odora Thunb
属名 Daphne はギリシア神話の太陽神アポロンの求愛から逃れるために、自らの身を月桂樹に変えたダフネにちなみます。つまり、元々は月桂樹を Daphne と呼んだのでした。




種小名 odora は 「芳香のある」の意。
学名の3番目の Thunb は 学名の名付け親であるスウェーデンの植物学者カール・ペーテル・ツンベルク(Carl Peter Thunberg)の略号です。