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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トサミズキ - マンサク科

2022-03-21 06:00:03 | みんなの花図鑑

トサミズキってミズキが付くからミズキ科かと思っちゃいますけれど…




実際は マンサク科なんですねぇ
ミズキ科でもないのに、何で「ミズキ」が付くのでしょう?




「“ミズキ(水木)”の由来は(中略)マンサク(満作)と同科で、同様に黄色花を付けるので、豊年満作を意味する“満木(ミタスキ)”と呼ばれていたようですが “ミタスキ”が転訛して“ミズキ”となり、葉の様子も葉脈は平行に走りミズキの仲間に似ているので、呼び名も同音なので文字もミズキ科ミズキ属の“ミズキ(水木)”に変わってしまったようです」(都立薬用植物園の紹介「トサミズキ」)




ヒュウガミズキというよく似た感じの木があります。
これもマンサク科です。(↓参照)


(左)トサミズキ     (右)ヒュウガミズキ
2020-3-25@安城デンパーク




いっぽう、クマノミズキという木がありますが、こちらはミズキ科です。花も葉もミズキによく似ています。




ハナミズキもミズキ科ですね。




マンサクの花とトサミズキの花はあまり似たところがありません。
マンサクの花弁はリボンというか短冊状の独特なものです。




トサミズキは花弁も雄しべも5個、いっぽうマンサクは4個です。




トサミズキとヒュウガミズキは同じマンサク科で似ています。
トサミズキの雄しべの葯は赤ですが、ヒュウガミズキは黄色で花粉の色と区別がつきません。