アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アキノノゲシ - まじまじと

2021-10-03 18:14:40 | みんなの花図鑑

これは去年の今日撮ったアキノノゲシです。



これはすでにアップしたハレーション気味のシベです。
アキノノゲシの舌状花のシベは、雄しべが合着してできた筒のなかを雌しべの未成熟な花柱(棒)が花粉を押し上げ、最初に雄性期、のちに 雌性期をたどるというのですが、その雄しべ筒から雌しべの棒が出てくるところをもっとまじかで見たいというのが、最近の関心でした。




以下、手持ちの簡易マクロスコープでのぞいた画像です。
絞りが無いので、焦点深度が浅くて、なかなか状態の分かる画像が得られませんでした。












































印刷物も拡大すると 網目模様。




これ以降は上から透明プラスチックを押し当てて撮ったものです。















チャイニーズハット - タヒチアンハット

2021-10-03 08:58:12 | みんなの花図鑑

チャイニーズハットは シソ科(クマツヅラ科)の常緑低木です。
チャイニーズハットというのは英名ですが、萼の形が中国の帽子のように見えることからこの名前が付いたと言われています。
本名は ホルムショルディア(Holmskioldia)で、こちらの品種は ホルムショルディア・テッテンシス〔H. tettensis )になります。




「最もよく育てられているのが、インド・ヒマラヤ原産のホルムショルディア・サンギネアで、本種をさしてチャイニーズハットと呼ぶのが一般的です。」(ヤサシイエンゲイ)
ホルムショルディア・サンギネア






サンギネアのほうが本来の「チャイニーズハット」というわけで、テッセンシスのために新たな愛称が考えられました。
それが 「タヒチアンハット」です。




実をいうと熱帯アフリカ原産のタヒチアンハットは、ホルムショルディア属でなく、カロミア属の落葉低木という位置づけになります。
花は青紫色の花弁ですが、大きく開いた萼のほうが花弁のように見えます。




つぼみを保護するのが萼の役目なのに、つぼみのときから 萼は大きく開いています。