アウワの残響

サウンドヒーラーのスピリチュアルな日々。

日本(ひのもと)の中央で愛をさけぶ 松編

2007-02-27 15:47:20 | レイライン
風水先生レイラインを行く 神聖地相学世界編―荒俣宏コレクション2

集英社

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火の無いところにケムリはタタズ。
レイラインのあるところナニカシラ伝説が伝えられている。
また、超常現象、霊場、お化けスポットと
目白押しでございます。
我思うに異常な地場の電磁波による脳のある部分の刺激により
幻視や高揚感によるものであると確信しておるのじゃ。
それらを実際に体験しこの目で見て、ノタウチまわり
後世に伝えて行くのが語り部の使命でごじゃります。

今年は、例年になく雪が少のうございます。
ですので、レイラインを求めて蠢くのであります。

さて、今回は「壷の碑(つものいしぶみ)」伝説に迫るのです。
「壷の碑」に関しては、風水先生こと荒俣宏氏の
「風水先生レイラインを行く」の中にも掲載されとるで
興味のある方は、御一読オススメします。面白いよ。

大和朝廷により、蝦夷征伐の命を受けた、征夷大将軍坂上田村麻呂が
陸奥の最奥の地ー都母(つも)ーにおいて
大きな石の表面に弓の筈で(もしくは鏃で)「日本中央」と彫り、
建立したという伝説であります。
なぜ日本の最奥地に「日本中央」と刻んだのか。

この伝説は、平安末期の歌学者顕昭の「袖中抄」で
知られる様になった。

「顕昭云、いしぶみとは陸奥のおくにつぼのいしぶみ有り。
日本のはてと云り。但田村の将軍征夷の時、弓のはずにて
石の面に日本の中央のよしを書付けたれば石文と云と云り。
信家の侍従の申しは、石面の長さ四五丈計なるに文をゑり
付けたり。某所をつぼと云也。」
 日本中央の碑 歴史公園パンフレットより引用

おもいこえ 千島の奥をへだてねど
   えぞ通はさぬ つぼのいしぶみ
       (袖中抄 藤原顕昭)

いしぶみや けふのせばぬのはつはつに
   あひみても なほあかぬきみかな
       (袖中抄 藤原仲実)

みちのくの いはでしのぶはえぞ知らぬ
   かきつくしてよ つぼのいしぶみ
        (新古今和歌集 源 頼朝)

みちのくの 奥ゆかしくぞおもはゆる
   つぼのいしぶみ 外の浜風
        (山家集 西行法師)

請いかば遠からめやは陸奥の
   心つくしのつぼのいしぶみ
        (和泉式部)

都に知れ渡った「壷の碑」に魅了された方々は
なんとも蒼々たる面々でございます。
だが「壷の碑」はタダの伝説なのか。

いやいや、青森県上北郡東北町千曳(ちびき)に実在しているのだ。
千曳は、千引でありイザナギ・イザナミ神話の「境の岩」に由来する。
死んだ妻を追い、黄泉の国に行ったイザナギは変わり果てたイザナミに
びっくらこいて、逃げ帰るのだが、この世とあの世の境で押しとどめたのは、
千曳石ということになっている。
あの世とこの世を結ぶ石である。

今回は、歴史兵法火攻め水攻め城研究家の父上と御母堂に
御同行願った。 竹編につづく。       


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