オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

乳母車

2011-07-11 | 映画



久しぶりに山田洋次が選んだ映画百選を見た。
あまり古臭い映画ばかりだから最近見なかったが、石坂洋次郎原作なので見る気になった。それに石原裕次郎と芦川いづみの青春映画は結構好きだった。
結果は大失望。ずっこけて笑ってみていたが・・・・・
役者も大根で台詞棒読みのちょい役もいた。
もともと石坂洋次郎は新奇なことを主人公に言わせて奇をてらう作家だが、そこが新鮮で愛読していた。しかし、あまりにも馬鹿馬鹿しくて苦笑の連続だった。何で百選に選ばれるのか理解に苦しむ映画だった。

愛人に子供までいて、何食わぬ顔で平和に暮していた家族が急にばたばたして妻は夫から去り、愛人も自立の道を選ぶ。そんなことなら最初から自立してればいいでしょうが・・・・・今更[人を不幸にしていた]・・・[男に依存しないで自立したい]だの・・・なんたらかんたらとわかったようなことを言って皆さん行儀よく夫から離れていく。人間に魂が入っていない。理屈だけこねまわす人形たちのお芝居だった。裕次郎の魅力だけを見せる映画だったのだろう。裕次郎は素直な好青年を演じていて可愛かった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿