~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

特発性側弯症と民間療法について考えたこと No.2

2007-03-05 00:44:43 | 特発性側弯症と民間療法
引き続き、ネット検索をしています。

今夜は以下のとおりで検索しました。

Google(ブログ検索)にて、キーワードは「側弯症」 結果106件

大半が民間療法を営業されている方のサイトでした。
残りは、ご自分の日記ブログのなかのとある一日の出来事に
健康診断で「側弯症」と診断されたウンヌン、という記述が....

読みながら、世間には、側弯症と診断されている方が
やはり大勢いるのかなあ、ということが数値ではなく実感されてきます。

それにしても、民間療法の方のサイトが多い。
でも、どこにも、民間療法で側弯症が治りました、と患者さん自身が
書かれたブログは見つかりませんでした。

民間療法のサイトなかで、1件患者さんの背中の写真を撮影したものが
ありました。(レントゲン写真ではなく、背中を直接撮影したものです)
胸椎のTh8を頂椎として、彎曲しているのがわかります。

写真上に、垂線を引いて、背中の肌に直接マーカーされた脊椎を示す
点点点点点が上の写真から下の写真にいくに従って、カーブが小さくなって
いるように見えます。

写真をよく見ると、次のような疑問がわいてきました
1. 写真を撮られた年月日が不明
  時間的経過がわかりません
2. 写真が6枚並んでいるのですが、上から下にいくにしたがって
  患者の上着の露出部分が少なくなっており、背中全体像が
  次第にわかりません
3. 肌に直接書かれたマーカーの点点点点と線は無視して
  腰椎L5と胸椎T8の脊柱の彎曲に注目すると、
上から下まで、どの写真を見ても、同じような彎曲が見られます。
4. この彎曲を参考にすれば、背中に書いた点点点点の
  書くべき位置が違うのでは?

こういうことでムキになっても大人げないですが、
側弯症を「この手」で直しました、と宣伝して、患者を惑わすことに怒りを覚えます。


(御願い:本ブログ内で使用している「整体」とは、特発性側弯症を医学的根拠を
示すことなく治療できると宣伝し、特発性側弯症という原因不明の病気で苦しんで
いる患者さんとそのご家族を「ビジネス」のために利用している一部の整体のこと
を示しています。そのような整体のために、多くの良識ある整体の方々が同列で
呼称されることは本意ではないかと思いますが、その点に関しては整体という業界
内で解決されることを期待しております。業界基準と倫理規定を持たれているカイロプラクティックの方々は、もちろん含むものではありません)

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