エントランスロビーから、元気な、女の先生の、関西なまりの声が、聞えて来ます。
日本陸連派遣の講師の先生です。
先生を中心に、ロビー一面に広がった、高校生たちが、腹這(はらば)いになって、体を反らしながら、メディシンボールを上へ持ち上げる、練習を繰り返しています。
男子は、20回、女子は、10回です。
その次に、先生の指導のもと、ボールの上で腕立て伏せをした後(のち)、そのボールを掴(つか)んだまま、大きく、一回、上へバウンドするように、空中に体を反らし、ボールを高く持ち上げます。
さらに、この後も、色んなやり方で、メディシンボールを使った、ハードな練習が続きます。
そして、これらの練習内容を、今後の部活に活かそうと、周りで、熱心に、メモを取る、女子マネージャーたちの姿も、見られます。
雨天走路でも、元気な、関西弁の、別の女の先生の声が、響き渡っています。
こちらでは、自転車を大きく斜めに乗り回すイメージで、走行中の体重のかけ方などの練習をしているらしく、選手たちが、順番に、走路をジグザグに駆け抜けています。
雨天走路からは、陸上競技場のトラックコースに出た来た、選手たちの姿が、見えています。
コンコースの前を通ると、ここでは、別のグループの選手たちが、ハードルを使った練習をしています。
南からの強風が、おおきく、木々を揺らして、園内を吹き抜けています。
この強風が、昨日までの雪を、一気に、融かして呉れるかもしれません。
エントランスロビー
雨天走路
コンコース
強風