陸上練習が続く中、上から25cmの深さまで、砂場の砂を、小型バックフォーで、すくいながら、掘り下げます。
すくって、取り除いた砂を、小型トラックに積み込み、砂場に残った、砂地の砂を、トンボで綺麗に掻(か)き均(なら)します。
その砂地の上に、元の高さまで、2ミリ以下の砂を敷き詰めます。
走り幅跳・三段跳用砂場の、砂入替、です。
長年に亘って、雨が滲み込んで、砂地の中に混じった、細かい石などを押し上げ、大粒の砂が浮き上がるようになって来たので、上部にある砂の、入替です。
競技場の外に出ると、公園内は、相変わらず、残暑の、刺すような、強い日射しが、降り注いでおり、それでも、時折吹き抜ける、一陣の風には、いつしか、秋風の冷たさも、混じっているようです。
アルペン広場の、一本のケヤキからは、ギィー、ギィーと、いつまでも鳴き止まぬ、弱々しい、一匹の蝉の鳴き声が、聞こえます。
焼けつく石畳の上には、一匹の、大きなイナゴが、何を思ってか、いつまでも、ジィーと、貼りついたままです。
よく見ると、前足を、ゆっくりと、そっと、動かしながら、あたりを窺っている様子も見られます。人の気配を感じているのでしょうか。
近くのフラワーポットのセンニチコウも、さすがに、この時期、色褪せて、赤く丸い、穂先の花の下を、白くさせ、ぽろぽろと、花びらを落としながら、種を撒き散らす準備をしています。
屋内グラウンド近くの、ヒマワリが植えてあった場所には、ヒマワリが取り除かれた後、ソバの種が播かれ、そのソバが、もう、小さな新芽を、あちこちに、見せています。
屋内グラウンドの一角でも、鉢に植わった、ビオラの小さな双葉が、植え替えの時期を待っています。
そして、丈高く、黄色い、オミナエシの花々が、今日も、見事に、咲き誇り、緑の芝生も、爽やかに広がっています。
砂入替
蝉の鳴き声が聞こえるケヤキ
イナゴ
センニチコウ
ソバの新芽
ビオラの双葉
オミナエシ
芝生