この秋一番の、寒さです。
この寒空と雨の中、陸上競技場では、明日の富山市リレーカーニバル、明後日の高校サッカー準決勝に備え、ピッチの芝生の刈り込みと、スタンド清掃が行われています。
園内では、真っ赤なハナミズキの実、白いタマスダレ、白と赤のムクゲの花、黄色いイチョウと銀杏が、雨に濡れそぼっています。
雨が小降りになって来ました。
屋内グラウンドの駐車場に、堀川幼稚園の2台のバスが、止まっています。
けれども、子供たちの姿が、どこにも見えません。
耳を澄ますと、遠くから、かすかに子供たちの声が聞こえて来ます。
その声を頼りに、のびのび広場を突っ切って、東門近くの小さな林で、ようやく、子供たちを見つけました。
ドングリ拾いです。
子供たちは、手に、手に、ビニール袋を持っており、その中には、たくさんのドングリが入っています。
突然、引率の先生から、「この公園に、ムクロジという木はありますか?」と聞かれました。
お伺いすると、どうも、石鹸の木のようです。
あいにくと、ムクロジの木は見たことがありませんが、この公園で、石鹸に関係する木は、エゴノキです。
近くのエゴノキへ案内すると、根元には、中身がはじけて空になった、エゴノキの実が、いっぱい、落ちています。
それでも、先生は、その実を幾つか、セッケンノキの一種ということで、大事そうに拾い上げて、持って行かれました。
すりつぶして、石鹸のように白い泡が出るかどうか、試してみるのでしょうか。
色付いた、ケヤキ並木のアルペン広場から、石畳を水圧洗浄する水音が、聞えて来ます。
陸上競技場
ハナミズキ
タマスダレ
ムクゲ
イチョウ
バス
ドングリ拾い
エゴノキ
アルペン広場