Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

ルルド旅行記 その②

2018-09-23 20:12:44 | フランス
'09年4月13日、朝目が覚めると昨日の雨が嘘のように素晴らしいお天気でした1階の食堂でバゲットとクロワッサン、カフェオレにオレンジジュースの簡単な朝食を取って、ホテルをチェックアウト。



ホテルを出てまずは真っ先に、昨日できなかった沐浴の列に並びました。開始時間は9時からで、着いた時はまだ8時過ぎだったのに、既に大勢の人が集まっていました。沐浴と言ってもガンジスのようにみんなで川に浸かるわけではなくて、男性用と女性用に分かれたバスタブがいくつもあり、その扉の前で椅子に座りながら聖歌を歌ったり、お祈りしたりしながらひたすら順番を待ちます。中央にギターやトランペットを手にした若者のグループがいて、1曲賛美が終わるごとに拍手が沸き起こっていました。知らない曲ばかりでしたが、唯一讃美歌21の290番(躍り出る姿で)だけはすぐわかりました。勿論言葉は違うけど、また知ってる曲に出会えて嬉しかった

そしてついに係の人に誘導され、扉の中に入ります。しかし、扉の先にも更にカーテンが。カーテンの前の椅子に座ってまたひたすら順番を待ちました。



そしてようやく自分の番になり、カーテンの中へ入ります。ここから先は画像ナシ(笑)服を全部脱いで(ひえぇ)バスタオルみたいな大きな布1枚に包まれた状態で個別にバスタブへ…寒寒寒寒寒っ!!!バスタブの前まで来ると、女性スタッフ2人に両腕を取られながら水に浸かります・・・冷たーーーーーっ!!!!!病気が治るハズがこれで風邪引いたらシャレにならんな…ブルブルまぁ、水に浸かるのは胸から下までで、いきなり頭からドボン!でなかっただけまだ良かったかもですが…。その後また両腕を支えられたままバスタブから上がり、沐浴は終了。いやはや、貴重な体験をさせて頂きました。。。

 

沐浴場を出た後は、街中にあるベルナデッタの生家やCachot(彼女が幼い頃に一家で暮した元刑務所)、丘の上にある「十字架の道行き」などを見て歩きました。

前に「十字架の道行き」のみまとめてあります。こちら



↑ルルドの丘の上に聳え立つ城塞(内部は博物館)。ガイドブックを読んでいた時点では歴史民族博物館なんてつまんなそうだし塔に登るだけで5ユーロも取られるの嫌だし・・・と興味なかったんですが、いざルルドへ来てみると、これがやたら目立って聳えてるので気になってしょうがない。せっかく来たんだし塔の上からピレネーの街を見渡すのもいいかもしれない・・・と思い、城塞にも登ってみることにしました。



日本語で「ようこそ」って書いてある。



あのマルティン・ルターも熱中した?ボーリング。昔はこんな細いピンを倒してたんですね。



やっぱり絶景だった!!

 

 

城塞の中の小さなチャペル。絵付けのステンドも。



中庭には金魚も。えっ、こんなところで金魚!?とびっくり。

 

夕方、いよいよ水汲み。奇跡の水は何と蛇口から出ますその前にお土産物屋さんをじっくり回って、水を入れるボトルを選びました。ルルドのお土産物屋さんではどこでも水を汲むための色んなボトルを売っています。水入りボトルの1つは、信者ではないけどマリア様が好きな大叔母にあげました。今でも仏壇に大切に供えてあります(笑)自分用のお水も、まだちゃんと持ってます



そして2度目の蝋燭行列。聖堂前から広場をぐるりと行進し、最後にまた聖堂の前に集まって、周囲の人たちと握手をしました。2日目は天気も良かったためか、雰囲気も昨日よりさらに盛り上がっているような気がしました。



 

最後に半分ほど余った蝋燭を広場中央のマリア様に捧げて、駅へ向かいました。巡礼の方々が置いていった蝋燭でマリア様の周囲はまばゆい程に明るく照らされていました。



↑幻想的な写真が撮れた!



再び夜行で帰ります。祈りの力を感じた旅でした。初めての海外一人旅の安全が守られ、親切な方々に出会えて感謝。また再訪する機会がありますように…。

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