小沢一郎衆院議員の公開討論会と記者会見を 7月28日16時よりニコニコ生放送!(JPubb)

2011年07月29日 | 日記

小沢一郎衆院議員の公開討論会と記者会見を 7月28日16時よりニコニコ生放送!(JPubb)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/187.html

 

http://www.jpubb.com/press/282488/


本リリースの公式ページ[PDF]
http://info.niwango.jp/news/pdf/2011/20110725.pdf

2011 年7 月25 日
株式会社ニワンゴ

小沢一郎衆院議員の公開討論会と記者会見を
7月28日16時よりニコニコ生放送!

株式会社ニワンゴ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:杉本誠司)が運営する、WEB サイト上で再生される動画にリアルタイムでコメントを付けられる「ニコニコ動画(原宿)」( http://www.nicovideo.jp/ )の「ニコニコ生放送」にて7 月28 日(木)16 時より、「小沢一郎公開討論会&記者会見 主催:自由報道協会」を放送します。

■番組内容
『誰が小沢一郎を殺すのか?』の著者、オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏と小沢一郎衆院議員本人との公開対談がついに実現。3.11 以降、小沢氏は何を考え、何を見てきたのか、原発事故などへの思いが語られる予定です。
また、討論会の後、小沢一郎衆院議員記者会見も実施。ニコニコ生放送では討論会と会見の様子をどちらも生放送します。

【第1 部】16:00~17:00(予定)
小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会

【第2 部】17:00~18:00(予定)
小沢一郎衆院議員記者会見

なお、公開討論会および記者会見についてのお問い合わせは、「自由報道協会」( http://fpaj.jp/ )までお願いいたします。

■番組概要
【 番組名 】小沢一郎公開討論会&記者会見 主催:自由報道協会
【放送日時】2011 年7 月28 日(木) 16 時~18 時
【 出演者 】第1 部:小沢一郎衆院議員、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏
第2 部:小沢一郎衆院議員
【 U R L 】
http://live.nicovideo.jp/gate/lv57454701  

 

完全なる冤罪 「小沢氏とカネの問題」を斬る 確認書追加版

小沢氏と陸山会の、土地取引をめぐる Q & A

 

 

 

 

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衝撃映像: 「福島県民には人権がないんですか?!」

2011年07月29日 | 日記

衝撃映像: 「福島県民には人権がないんですか?!」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/792.html

 

 この、政府と福島県民の会見説明映像があまりにもひどいのです。さらに、これは英訳を付けられ、世界に向けて発信されているのです。

中国・新幹線事故の被害者の遺族が政府役人に詰め寄る映像などはニュースで流れていますが、マスゴミは福島の現状を伝えようとはしません。

この日本で、政府・東電・役人の犯罪は着々と進行しています。

ご自分の眼・耳でお確かめ下さい。

Japanese government killing its own people in Fukushima


放射能汚染は肉牛だけか――「スケープビーフ」報道に大問題隠蔽の匂い 上杉 隆

2011年07月23日 | 日記

 

放射能汚染は肉牛だけか――「スケープビーフ」報道に大問題隠蔽の匂い 上杉 隆
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/599.html

 

http://diamond.jp/articles/-/13228

の一週間、ニュースはシウム汚染牛かりである。

 

 

 東京電力福島第一原発の事故で放出された射性セシウム福島県内の着し、それを食した出荷先の他県の肉牛から、続々と汚染が見つかっている、というものだ。

 19日の朝日新聞でもこう書いている。

射性セシウムに汚染された稲わらが宮城県から福島、新潟、山形の3県に流通して肉牛のえさに使われた実態を受け、鹿野道彦農林水産相は19日、閣議後の会見で、畜産農家での稲わら利用状況を調べる緊急点検を全国47都道府県に広げると発表した。

 15日に1都10県で始まった緊急点検で、原発事故後に収集された稲わらが、宮城県から福島、新潟、山形の各県の畜産農家に渡っていたことを各県が発表。汚染わらが広域に流通する実態が明らかになった。

 11都県以外の36道府県に対し、19日中にも、畜産農家への稲わらの利用状況の聞き取りを依頼する。牧草とお茶の汚染が確認された11都県で原発事故後に収集した稲わらを使っていないかを調べる方針という〉(朝日新聞)

 言わせてもらおう。「何をいまさら」、これが今頃になって大騒ぎしている政府やマスコミに捧げる一言だ。
既存メディアの報道は
官房長官記者会見と大差なし

 自由報道協会所属の記者たち、ならびに海外メディアなどは、3月の事故発生直後から、繰り返し、繰り返し、本当にうんざりするほど繰り返し、食料品などへの放射能汚染と、それに伴う人体の内部被爆の危険性について報じてきた。

 

 

 

 とくに牛に関しては、渋井哲也氏や渡部真氏などが現地に入り、詳細な報告を行ってもいる。それが3月のことであった。

 一方で、現地取材を自社の「内規」に基づいて避けてきた既存メディアは、政府の発表にばかり依拠し、全性をことさら強調してきた。ためか、放射性セシウムなどの食料品への汚染を報じることを控え、内部被曝の危険性を国民に知らせることができなかったのである。いや、それどころか、むしろ、逆に、筆者らフリー記者の結果として正しかった指摘を「風評を煽るな」「デマを流すな」と非難していたくらいである

 テレビや新聞の報道の根拠は、枝野幸男官房長官が自身の記者会見で繰り返し語っていたことと何ら大差ない。その政府発表を、無批判に垂れ流した大手メディアは、結果、肉牛の放射能汚染を拡大させる行政の不作為に加担してしまったのである。

 それにしてもなぜ牛ばかりなのか。果たして私たちは肉牛の汚染だけを論じ、そして案じていればいいのだろうか。

 そもそも、福島の放射能は、県内の稲わらだけに付着し、肉牛だけを被曝させる特殊なものなのだろうか。

 残念ながら、専門家の間でも、そうした極めて限定的な拡散をする放射能の存在は、確認されていないようだ。通常、放射能は無差別に拡散し、動物であるならば同様に被曝すると考えられている。

 となると、被曝牛のことばかり報じているマスコミの方が、特殊なケースに偏っているということにはなりはしまいか。
官報複合体は決して
本当のことを国民に知らせない

「スケープビーフ」

 水曜日の朝、あまりに極端な報道に嫌気の差した筆者の頭に、思わずこうした言葉がよぎった。文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」出演中のことだった。

「スケープゴート」ならぬ「スケープビーフ」――。

 そこで、コーナー出演の際のフリップには、こう書いたのだ。もちろん、筆者の造語だが、そうでも言いたくなるような社会の雰囲気を感じたからである。

 肉牛だけを狙い撃ちにしている政府発表やマスメディアの報道は、それが意識的であろうとなかろうと、なにやら意図的な隠蔽の匂いがする。

 実はこれまでもそうだった。とくに原発事故以降、何か大きな問題を隠したい時や、事態の拡大を知らせたくない時に、彼らはいつもこの手を使う。

 政府とメディアの官報複合体は、決して本当のことを国民に知らせない。そして、ほとぼりの冷めたころ、換言すれば、手遅れになったころに初めて、「――わかった」と公表し、報道するのである。

 もちろんその間、多くの国民が被曝を繰り返しているという事実は伏せながら――。
飯舘村など福島県内の
ホットスポット報道と同じ構造

 飯舘村のときもそうだった。3月15日から、自由報道協会の白石草氏(当時)やおしどりのマコ・ケン氏が、繰り返し、飯舘の危険性を主張しても、政府やマスコミは一向に動こうとしなかった。

 ところが、政府が全戸避難を決定したとたん、あたかも初めて汚染されたかのように報じる。だが、飯館以上に汚染された地域のある福島市や伊達市については、飯舘村のように触れることはない。 

 なぜなら、飯館村の人口は約6000人程度、一方、福島市などの人口は軽く十数万を超える。それゆえに、本当のことを公表できないというのだ。

「避難人口の多さ、経済的損失なども考慮して、そう簡単に判断できるものではない。影響が大きすぎる」

 5月のことだった。なぜ、福島、伊達、二本松、郡山、白河など福島中通りの住民避難を実施しないのか、筆者が政府中枢の人物に聞いた際に返ってきた言葉がこれである。

「本末転倒でしょう。影響の大きい事故を起こしたから避難させるんでしょう」

 こう反論したものの、いまだ政府は対応していない。
「スケープフクシマ」に
しないために

 結局、住民の健康よりも、政府の仕事が優先されるのだ。避難地域を拡大し、行政がパンクすることを恐れるあまり、過少報告を繰り返し、事態を小さく見せようと犯罪的な努力を繰り返しているにすぎない。それがいまの日本の政府とマスコミの実態なのである。

 放射性セシウムは肉牛だけを被曝させるわけではない。豚も、鳥も、馬も、鹿も、犬も猫も、その可能性は否定できないのだ。当然それは人間とて例外ではない。また稲わらだけを汚染させるはずもない。野菜や魚、木材や半導体、自動車などすべてを汚染する。

「スケープビーフ」を作って、現実から目を背けるのは止めるべきだ。政府や行政に関してはもはや何を言っても無駄であろう。だが、少なくともマスコミには良心が残っているはずだ。本当のことを報じるべきだ。

「スケープフクシマ」にしないよう、本当のことを報じるのは今しかないのである。

 

 

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スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!  全国1000ヵ所を独自調査

2011年07月16日 | 日記

 

      

パーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!  全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉 週刊現代
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/294.html

             


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11933
2011年07月14日(木) 週刊現代 :現代ビジネス

高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査
●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細
●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉
●汚染隠しの疑惑ほか

「私の街は大丈夫でしょうか?」—本誌が独自調査を始めて以来、読者からの問い合わせが殺到している。思わぬ場所に潜むホットスポット。正確な情報を持つ以外に、私たちが対抗する術はない。

柏の葉公園の滑り台下

 岩手県平泉町---。

 6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。

 JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝平泉世界遺産登録決定」の幟が見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。

 しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。

 平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。

 0.47、0.54、0.65・・・。

 約30秒ごとに更新される値は、いずれも0・4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。

 同町でもっとも有名な観光地は、言わずとしれた中尊寺金色堂だ。奥州藤原氏ゆかりの寺は国宝にも指定されている。記者が訪れた夕方5時は拝観終了の時刻にもかかわらず、たくさんの参拝客が駆け足で入っていく。

 金色堂前の植え込みを計測した。

 0.88---。

 住宅地なら、避難を考えたほうがよいレベルの線量だ。他の場所も高い。

道入り口  0.75
・釈迦堂前  0.45
・阿弥陀堂前  0.36
・能楽殿前  0.64
・本堂前  0.57
・参道駐車場  0.77

 ここまで調べれば、もう結論は出ている。

 新世界遺産・平泉は、放射能に汚染されているのである。

 この事実を駅前の商店主に知らせると、心底驚いた顔をした。

「ウソでしょう。だってここは福島(第一原発)から150km以上離れてるんだよ。ここより近い山形や米沢、仙台市内だって線量は高くないのに、平泉が高いなんてありえない」

 本誌とて、せっかくの世界遺産ブームに水を差すために来たわけではない。だが、世界に知られる観光地になったからこそ、汚染されている事実に目をつぶることもまた、できない。

 表を参照してほしいが、近くの栗駒山いわかがみ平で2.17、奥州市で1.35という驚くべき値が出ているからなおさらだ。

 本誌はこれまで2週にわたり、全国の放射線量を独自に計測してその数値を公開してきた。調査したスポットは1000ヵ所以上にのぼる。読者からは、

「私の住んでいる街も測ってほしい」

 と訴える電話が殺到し、人々の放射能への関心、いや恐怖がいかに強いかを改めて認識した。

 これまでの取材や識者の見解を踏まえて、放射線量は0・19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい、と本誌は提言している。

 前号では全国500ヵ所の実測データを掲載し、0.19はもちろん、0.60を超えるホットスポットを広いエリアで観測したことを報じた。

 実は全国には、まだまだ知られざるホットスポットがある。平泉のように、これまで報じられたこともないのに0.8を超えるような「スーパーホットスポット」も存在する。今号はそうした超高線量地点を中心に、引き続き独自調査の結果を報告していく。

 編集部にかかってくる電話でもっとも多いのが、柏市、流山市など千葉の高濃度汚染地帯に住む人々からの不安の声だ。東葛地区と呼ばれるこのエリアは、調査中に住民から声をかけられることが多い。

 今回の調査でも、柏市の新たなスーパーホットスポットが次々に見つかった。

 つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅。東京大学や千葉大学のキャンパスが近い、新興住宅地兼文教地区だ。

 駅前ロータリーのアスファルト地上1mが0.51。地表面が0.75。十分に高いが、線量計が激しくアラーム音を発したのは、近くの側溝を計測した時だ。

 1.09、1.32と数値が上がっていき、最高で1.68、10回計測した平均値も1.47と、軽々と1を超えてしまった。画面には真っ赤な「DANGEROUS(危険)」の文字が躍る。

 駅には複合商業施設「ららぽーと柏の葉」が隣接しているが、そこで会った30代の主婦はこう話した。

「週刊現代に限らずいろんな雑誌で柏がホットスポットと書いてある。文教地区で公園もあり、子育てに最高の環境だと思ってマンションを購入したのに・・・。ここまで悪い意味で有名になったのだから、行政にしっかり対応してほしい」

 柏の葉公園の滑り台下から1.30、トイレ脇でも1.25と、あちこちに危険な場所が潜んでいる。「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」を始めとする住民が1万の署名を集め、6月28日には秋山浩保市長に早期対策を求める要望書を手渡した。これほど住民の不安が募っても、柏市はまだ動かない。

■東葛に「放射能の足跡」

 これまで流山市総合運動公園や流山おおたかの森駅前がホットスポットになっていることを報じたが、同市内をさらに調べる。

・南流山駅前 0.53
・江戸川土手草地 0.54
・流山高校前 0.65

 今回はスーパースポットは見つからなかったが、やはり市内全域が高い。南隣の松戸市もそうだ。

・新松戸駅前 0.56
・流通経済大学新松戸キャンパス前側溝 0.68

 では、柏、流山、松戸の周辺は、どこまで汚染が拡がっているのか。隣接する各市の線量はこうだった。

・鎌ヶ谷市鎌ヶ谷駅東口ロータリー 0.38
・船橋市中山競馬場南門前 0.38
・我孫子市我孫子警察署駐車場付近 0.39

 普通より高いが、ホットスポットと呼ぶほどの値ではない。だが、柏市の北側に接する茨城県守谷市に入ると、線量計がまた音を立て始めた。

・守谷市立沢公園滑り台下 0.50
・守谷市浄化センター近くの側溝 1.11

 枯れ葉で埋もれ水が流れない溝だったとはいえ、1を超えた。守谷市の汚染度は東葛の高濃度地帯と同レベルだと言える。

 前号でも書いたが、これらのホットスポットから北に進むと、徐々に線量は下がっていく。福島第一原発から放射能が流れてきたとしたら、なぜこうした逆転現象が起きるのか?

 その疑問を科学的に解明した人物がいる。群馬大学の早川由紀夫教授、専門は火山学だ。火山灰の拡散メカニズムをもとに、福島第一原発から出た放射性物質の動きを研究している。左に掲げたのが、早川教授が作成した「放射能拡散マップ」だ。元になっているデータは国や各自治体が発表した線量である。

 よく見てほしい。千葉の東葛地域を汚染したのは北からではなく、太平洋越えのルートだった。早川教授が解説する。


福島第一原発「放射能拡散マップ」
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/b/f/350/img_bf35fb22a7d0421d2aa23f0b508bcf04168518.jpg
放射能は大きく分けて四つのルートで拡がった。一つめは3月12日に北に流れて平泉まで到達したもの、二つめは南に流れて首都圏、栃木、群馬に行ったもの、三つめが北西方向を襲った最大の汚染、四つめが海越えで千葉と東京に流れたルート


「このルートが発生したのは3月21日午前。福島から海沿いに水戸方面に南下し、柏や流山にホットスポットをつくった」

 だが、まだ疑問がある。途中の水戸市や鉾田市よりなぜ東葛が高いのか。早川教授が続ける。

「原因は雨です。3月21日、北から放射性物質を運んできた風と、南からの湿った風がここでぶつかって、放射能を含む雨を降らせたんです。その翌日に採取された東京都の水道水(松戸市に隣接する葛飾区の金町浄水場)から放射性物質が多く検出されたことも、これで説明がつく」

 図にはいくつかの矢印が記されている。矢印の方向に進む、ナメクジの足跡のようなこの帯こそが、東日本にホットスポットを作った「放射能の足跡」なのだという。早川教授がそれぞれに説明を加える。

「データを分析すると、福島第一原発からの放射性物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。

 最初が3月12日の夜。南相馬から太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し一関市に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。

 2回目が3月15日の午前中。いわき市→水戸市と南下し、そこから3方向に分かれている。宇都宮方向に向かったもの、群馬方向に向かったもの、首都圏に南下したもの。軽井沢周辺を汚染したのはこの時の群馬ルートです」

 そして最悪の放出が起きたのが、3号機の建屋が爆発した翌日の、3月15日夕方からだった。

「原発から北西方面に進み飯舘村などを徹底的に汚染し、そこから時計と反対回りで福島、二本松、郡山、那須、最終的には日光まで流れていきました」

 このルートが、現在SPEEDIなどで公開されているもので、多くの国民はこのルートしかないと思っている。

 実際はそうではなく、これが3回目。4回目の大放出が、前述した3月21日の、海越えで東葛を汚染したルートだった。

 恐ろしいのは「原発からいつ放射性物質が大量発生したか、誰もわかっていなかった」という事実だ。

「多くの人は爆発が直接の原因で放射能が拡がったと思っているが、それは違います。イメージで言うと、爆発などで施設のどこかに穴などの不具合が生じ、ある時シューッと漏れ出す、という感じだと思う。

 その証拠に、最悪の放出が始まった3月15日の夕方には、爆発的事象は起きていないのです」

 これが何を意味するか。今後、爆発がなくても再び大量放出される危険性は十分にあるということだ。表面的に原発が落ち着いたからといって、けっして安心できないのである。

 早川氏の地図は行政のデータを元にしているが、本誌はその裏付けを独自調査によって行った。

 まず日光。長野の小諸までをつなぐ日本ロマンチック街道沿いに調べる。

・日光市運動公園水飲み場付近 0.56
・日光市丸山公園滑り台下の芝生 1.12

 いきなり1を超えるスーパースポットに出くわす。日光の顔、東照宮正門は高台にあるからか、0.36と数値が下がったが、1以上がまだまだ続く。

・那須野が原公園正面駐車場 1.38
・那須塩原市立関谷小学校正門前 1.57
・那須塩原市立金沢小学校正門前 1.25

 とても小学生が通える汚染度ではない。

 ちなみに那須塩原は山裾が異常に高く、平地がそれに続くが、山の中に入ると線量は少し下がる。隣接する那須町の山中に皇室の那須御用邸があるが、その周辺は0・57と、高い水準ではあるが避難レベルにはいたらなかった。

■都内はホットスポットだらけ

 これまで知られていなかった3月15日午前の群馬ルートも調べた。気になるのはやはり避暑地・軽井沢の線量だ。

・JR軽井沢駅前 0.36
・南軽井沢交差点付近 0.34
・軽井沢中学校正門前 0.38

 やや高いが同じく避難レベルではない。マップを見ると汚染ベルトはそこから北上、川場方面へと時計回りに伸びる。

・沼田市道の駅白沢の駐車場 0.52
・川場村川場スキー場前 0.48

 忘れてはならないのが、放射線量の高さは近い場所でも地形によって劇的に変わる可能性があることだ。

 川場スキー場へとつながる峠道の、S字カーブ。ちょうど雨が流れつきそうな場所を調べると、線量計が激しく鳴り、画面が真っ赤に染まった。

 2.27---。

 今回の調査のなかで最高の数値、まさにスーパーホットスポットだ。このように、ホットスポット周辺には必ずスーパースポットが隠されている。行政の定点観測では、そうした危険な場所はわからない。

 3月21日に発生した第4の大放出。葛飾や足立などの東京23区東部を汚染したのも、東葛と同じくこのルートだった。

・足立区役所前 0.45
・足立区ベルモント公園水飲み場付近 0.49

 都内では高い水準だがスーパーホットスポットではない。しかし地道に調べると、やはり見つかるのだ。

 区内でも人が集まる東武竹ノ塚駅前。近くの側溝で線量は0.69と跳ね上がった。のぞき込むと、汚泥が盛り上がって水が滞留している。こういうところは間違いなく線量が高い。

 そして、これまでも報じてきた文京区。週刊現代を発行する講談社は、同区の坂に囲まれた窪地に位置している。

文京区講談社社屋裏の植え込み 0.34
・文京区講談社社屋裏高速道路下の側溝 0.42

 文京区のある母親は、千代田線千駄木駅近くで2.39のスーパーホットスポットを発見したと、ネット上で報告している。

 本誌記者が多くの時間を過ごす講談社周辺とて、汚染と無縁ではない。さらに新たな調査で、同じく都内の文教地区、目黒区にもホットスポットを見つけた。

 区内を南東方向に流れる目黒川。桜の季節は都内有数のお花見スポットとして賑わうこの川沿いの植え込みを調べると、0.45という場所があった。目黒駅から坂を下りきったところにある、目黒雅叙園前の側溝でも、0.30を測定。さらに、東大駒場キャンパスの、土の運動場脇の側溝でも、0.44というホットスポットを発見したのである。

 足立、葛飾、江戸川、台東、文京各区以外は、都内の線量はだいたい0.1~0.2の間で安定している。しかし徹底的に調べれば、都内のどこでも必ず0.3超のスポットが見つかる、というのが本誌の実感だ。

 汚染マップを作成した早川教授は、国や自治体の線量調査に対する姿勢に疑問を投げかける。

「たとえば足立区。原発事故後にデータをずっと出していたが、すでに数値が上がり始めていた3月28日に、機器の故障を理由に発表をやめてしまった(5月11日に再開)。あれでは、数値が高いから隠したんだと思われても仕方がない(足立区は本誌の取材に「機器の故障で修理に出していた」と回答)。

 東京都の新宿モニタリングポストの数値も怪しいですね。個人レベルの調査ではなく、共産党の都議団がきちんとした機器で測った数値と比べても、半分くらいの低さです。数値が低く出るようなクセのある機械を使っているのか、何かからくりがあるはずです」

 本誌は今後も、放射能汚染の独自調査を続ける。なぜなら、政府は国民が放射能を恐れることに疲れ、現状を甘受する日を待っているからだ。思うツボにはまるわけにはいかない。

国1000ヵ所 放射線量独自調査 ホットスポット偏 :クリック拡大
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/c/8/600/img_c803a0b71563e52e77718b0b2e3fe19e856288.jpg

刊現代」 2011年7月16・23日号より

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大マスコミが「1行」しか報じない 『調書不採用決定文』 衝撃の中身〝実質「無罪」判決を言い渡し

2011年07月09日 | 日記

 

 

  大マスコミが「1行」しか報じない 『調書不採用決定文』 衝撃の中身〝実質罪」判決を言い渡したようなもの〟

 by 日刊ゲンダイ
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/335.html

 

 

     

日刊ゲンダイ平成23年7月8日 7日発行


 緊急連載 裁判所も認めた! 世紀の謀略小沢事件全内幕④
 大マスコミが「1行」しか報じない
 調書不採用決定文 計71ページ 衝撃の中身


 小沢一郎元代表の元秘書3人が起訴された陸山会裁判で、大新聞がウソを書き続けている。「東京地裁が調書の一部を証拠採用しなかった」と言うのだが、地裁がハネのけたのは「調書の一部」なんてものじゃない。事件の核心につながる調書をことごとく却下し、取るに足らない内容しか認めていないことは、本紙が入手した地裁の「決定書」でも明らかだ。
 決定書はA4判71㌻に及ぶ大作だ。大マスコミは〈心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら巧妙に供述を誘導した〉という1行しか紹介したがらないが、中身は捜査批判のオンパレードだ。


(写真)捏造検事の〝封印〟も指摘

 中でも衝撃的なのは、デツチ上げ検事の前田恒彦受刑者の取り調べ内容に踏み込み、40年以上前に最高裁が違法と判断した「切り違え尋問」を認定したこと。別の被告が自白したとウソをつき、有利な供述を引き出す〝禁じ手〟である。
「前田は担当した大久保隆規元秘書の取り調べで、『石川(知裕議員)が、大久保に(虚偽記載を)報告したと認めている』とウソをつき、否認を翻させていたのです」(司法関係者)
 決定書は(真実に反する事実を告げて自白させた。まさに切り違え尋問に当たる)と糾弾。検察側は〝捏造検事を法廷に出すのはマズイ〟と、前田の作成調書の証拠申請を見送り、ブタ箱に閉じ込めてきたが、決定書は〈検察側は取調官である前田検事の証人尋問請求をすることもなく、有効な反証をしていない〉と、捏造検事封印の姑息さまで一蹴したのだ。
 こうして地裁は、検察側が証拠申請した供述調書38通のうち、11通を却下。残る27通の扱いについても、大新聞は「多数の調書を一部却下した」と表現をポカしているが、これだって決定書を見れば一目瞭然だ。

 調書の全部を採用したのは、たった7通。それも池田光智元秘書が、小沢と秘書時代の石川の関係について「小沢先生が『コピーを取る時は用紙の裏面も使え』と、石川さんを叱った」と供述した調書など、事件の核心から遠く離れた内容ばかり。石川と大久保の調書は全面採用ゼロだ。
 一部採用の調書も、秘書同士や小沢との共謀を自供した部分は、ごっそり排除。実質、調書の8割以上が否定され、残ったのは〝カス〟のみ〝元秘書3人の経歴、土地購入費として小沢から4億円を借り入れたこと、収支報告書の「期ズレ」を認めた程度で、実体は「無罪判決」の予行演習みたいなものである。
 この期に及んでも、大マスコミは「客観事実の積み上げで立証できる」と、検察幹部の強気負け惜しみコメントを伝えているが、決定書を読めば、立証が困難なのはどんなバカでも分かる。それでも真実を伝えないのは、検察とグルになって、小沢を抹殺した大罪を認めたくないからだとしか思えない。

 実質「無罪」判決を言い渡したようなもの (つづく)

完全なる冤罪 「小沢氏とカネの問題」を斬る 確認書追加版

小沢氏と陸山会の、土地取引をめぐる Q & A


「これは強烈。 前田元検事を証人申請へ : 郷原信郎氏」

2011年07月09日 | 日記

 

これは強烈。 前田元検事を証人申請へ : 郷原信郎氏」 (晴耕雨読)
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/362.html

 

http://sun.ap.teacup.com/souun/4973.html
011/7/8

これは強烈。前田元検事を証人申請へ:郷原信郎氏」


http://twitter.com/nobuogohara

> 前田元検事を証人申請へ(共同)

これは強烈。

「フロッピー前田」は弘中弁護士の反対尋問による猛烈な攻撃にさらされることになる。

本来の検察官であればとてもできない。

指定弁護士だから「特捜への配慮」がないのでは?

前田元検事を証人申請へ(共同)

こうなると小沢公判は検察にとって制御不能。

こういう事態を招く強制起訴など検察は決して望んでいなかったはず。

石川氏の取調べで「小沢は不起訴になっても検審で強制起訴になる」とわめいた副部長などは別として。


> 検察官役の弁護士が、検察に不利益な証拠採用を申請している、という意味ですか

指定弁護士としては小沢氏を有罪にするため(実際にはほとんど不可能ですが)最善を尽くすだけ。

しかし、その公判立証が検察にとっては大変なダメージを与えることになりかねません。

特に、前田元検事については、本人の事件を、証拠隠滅だけにとどめ、検察・弁護側の出来レースのような形で、最小限の立証で終わらせ、彼が関わったその他の問題には一切触れられないようにしたのに、小沢公判で証人に引っ張り出されたら、それまでの苦労が水の泡です。

 弁護人の弘中弁護士が、証言の信用性に関して、村木事件での証拠改ざんのこと、裁判所に信用性を否定された取調べの指示のこと、その他の多くの特捜事件での前田元検事のやったことについて徹底して反対尋問を行うことは必至です。

それは、特捜検察にとっては致命的な事態です。

> 別の事件の証拠改ざんについて証人尋問できるのですか?

反対尋問では証言の信用性に関連する広範囲の尋問が許されます。

前田元検事が主尋問で大久保氏の取調べが不当ではなかったと証言した場合、反対尋問で他の事件での不当捜査を徹底追及することになります。


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前田元検事を証人申請へ 検察官役、小沢元代表公判

 資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)の公判前整理手続きが6日、東京地裁(大善文男裁判長)であった。関係者によると、検察官役の指定弁護士は大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で実刑となった前田恒彦元検事(43)ら9人を証人申請する方針を示した。

 前田元検事は元公設第1秘書大久保隆規被告(50)の取り調べを担当。指定弁護士は大久保元秘書の供述調書も証拠請求していたが、弁護側が同意していなかった。

 

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美人スタイリストがシャネルのショーでも通用しそう

2011年07月09日 | 日記

美人スタイリストがシャネルのショーでも通用しそう

 
  
  仏パリで開催中のファッションショー「パリファッションウィーク2012秋冬」で、超売れっ子スタイリストのキャロリン・シーバーさんがシャネルのショーに姿を見せた。

 バーバリーのモデルなども務める人気女優エマ・ワトソンさんらを担当する、スタイリストのキャロリン・シーバーさん。顔立ちといい、手足が細く長いモデル体型のため、一瞬見まがうが、この日はシースルーを基調としたワンピースの際どいドレスで会場に姿を見せた。

 もちろん、会場ではフロントロウでショーを見るだけなのだが、そのままランウェイの上でも、通用しそうだった。
 
 

なぜ東京地検特捜部は東京電力本店を家宅捜索しないのか 上杉 隆 (ダイヤモンド・オンライン)

2011年07月02日 | 日記

 

なぜ東京京地検特捜部は東京電力本店を家宅捜索しないのか 上杉 隆 (ダイヤモンド・オンライン) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/840.html

 

東京地検特捜部は東京電力本店を家宅捜索しないのか
http://diamond.jp/articles/-/12933
2011年7月1日  週刊・上杉隆 :ダイヤモンド・オンライン

 きのう、東京電力の株主総会が開かれた。約6時間に及ぶロングラン総会は荒れ模様となったものの、社長の交代、原子力発電の続行など、結局、当初の方針通りに終了した。結果として、東京電力は株主総会を乗り切ったのである。

 東京電力は、国家を滅ぼすような大事故を起こした企業である。そのうえで情報隠蔽を繰り返し、国民の健康や生命に危害を及ぼしている

 にもかかわらず、お咎めはない。いったいどういうことなのか。

■衝撃のニュース!福島のこどもたちの被爆が確定的に

 

 

〈福島県内の保護者らでつくる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは30日、福島第1原発事故の影響調査で福島市内の6~16歳の男女10人の尿を検査した結果、全員から微量の放射性物質が検出されたと発表した。

 検査を担当したフランスの放射線測定機関「アクロ研究所」のデービッド・ボアイエ理事長は記者会見で「福島市周辺の子どもらに極めて高い確度で内部被ばくの可能性がある。事故前の数値はほぼゼロだったと考えられる」と話した。

 

 

 発表によると、尿は5月下旬に採取。放射性セシウム134の最大値は8歳の女児で尿1リットル中1.13ベクレルだった〉(共同通信)

 きょう、共同通信が発表したニュースは衝撃的なものだった。福島のこどもたちの被曝が確定的になったのだ。

 

3月の事故発生当初から、東京電力は、政府や新聞・テレビと一体となって、嘘をつき続けてきた。放射能は外部に漏れない、よって避難の必要はないという情報を提供したのは東電である。

 その言を信じた福島の親たちは、結果として愛しいわが子を被曝させるとになったこれは犯罪ではないか。

 

 

焼肉酒家えびす」は徹底糾弾 一方で東京電力はどうなのか

〈焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、運営 会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)が、富山や福井など4県の全20店舗について、被害者の補償金などを確保するため、入札による一括売却を計画していることが23日、フーズ社の代理人弁護士への取材で分かった。

 既に10社以上の同業者が応募。1回目の入札を今月末に行い、残った社による2回目の入札を7月中旬に実施する。売却額は3億円以上を見込んでいるという。

 弁護士などによると、フーズ社は営業再開を断念し、8日に従業員約60人を解雇した。今月末に解散、清算手続きに入る予定〉(共同通信)

 このニュースの通り、この食中毒事件は徹底的に糾弾された。捜査当局は社長宅含め、家宅捜索を行い、マスコミは同社長を「極悪人」に仕立て上げ、連日報道、自宅まで詰め寄った結果、会社は本日解散、来月からは被害者への賠償が始まる。

 一方で東電の原発事故はどうだろうか。

 この事故によって、何千人とも、あるいは何万人にも上る健康被害者の出ることが確定的になっている。高濃度の放射能の飛んできている東日本の広い範囲では、人生を一変、あるいは破壊された人々が、きょうも不自由な生活を余儀なくされている。

 さらに、これからの日本を背負っていくこどもたち、彼らの少なくない人数を放射能被曝にしてしまった。なんということだろう。これは世界的にみても、許しがたい企業犯罪に他ならない。

■政府、財界、マスコミ… 総出で犯罪行為を隠蔽する国

 ところが、この日本では、政治も、行政も、財界も、司法も、マスコミも、東京電力の国家的な犯罪行為を追及しようとしない。いや、むしろその犯罪行為の隠蔽に加担している有様だ。

 なぜ、東京地検特捜部は、東京電力本店に家宅捜索をしないのか。この3ヵ月間、うんざりするような情報隠蔽を繰り返し、多くのこどもたちを被曝させ、その親に将来にわたる不安を植え付け、平和な日常生活を奪い、国土をつぶし、海洋を汚染し、国際的な信頼性を毀損させたこの企業を放置しているのか。先月、捜査当局者のひとりに尋ねた際、その人物は私にこう回答した。

「まだ、原発事故は進行中であり、ここで捜査に入るわけにはいかない。すべてが終わってからだ」

 政治も、マスコミも、東電に対しては及び腰だ。追及をしないどころか、東電幹部を庇うかのように「復興」「支援」ばかりを謳っている。

 そうこうしているうちに、株主総会は終わり、社長は交替した。東電幹部は、実質、誰一人責任を取らずに給料をもらい、普通の生活を送っている。

 一方で、ユッケを売った社長は、徹底的に糾弾され、人生のケリを付けさせられようとしている。

 思えばそれは堀江貴文氏に対してもそうだった。検察は、堀江貴文氏を、なんの前触れもなく逮捕し、家宅捜査を繰り返し、結果、会社をつぶし、実刑有罪判決を食らわせ、刑務所にぶち込んだ。マスコミは彼を極悪人に仕立て上げ、社会から抹殺した。

 だが、彼は、本当にそんなに悪いことをしたのだろうか。

 この国では、あまりに巨大な悪は免責されるのだ。国家が加担し、マスコミが黙認した犯罪は、見逃されるのだ。

 そして、5年後、10年後、国際賠償などの信じがたい不幸がこの国を襲い、多くの国民が被曝による健康被害と戦い始めた頃、東電幹部たちは、引退し、何食わぬ顔で生活していることだろう。

 それは今の政府、マスコミにも言える。犯罪者たちを放置することは決して許されない。犯罪者は罰せられるべきなのだ。さもないと、日本の復活はありえず、被曝者たちも浮かばれないのだ。