シンムラテツヤのブログ

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『TOWER』2

2013年12月08日 | 日記
2、おはようヴァンパイア
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第一弾先行試聴で発表した曲。
僕は当時ずっと、跳ねたピアノポップみたいなものを書きたいという強迫観念にオソワレテいました。
そんな時、お風呂入ろうとしてる時に「グッグッグッ」ってメロディが浮かんだのですぐにコードをあててみた。
スタジオで合わせたら、すぐこれいいなっとなって割と早く完成した曲です。

間奏は口ベースを入れたいという僕のアイデア、
最後転調したらいいやんという恭ちゃんのアイデアとBメロのコード感、
リズム隊の力強さなどが混ざり合って、どこかへなちょこなTHE WHOを思わせる曲になりました。

出だしの音はエレキギターが変なテンションコード、歌も変な音程で歌っています。
やあみんな。この世界にどこまでもマッチしない、これが2013年風の最高のジャンプの仕方だよ。

この曲を詰めている時にKevin Ayersの訃報を知った。
僕の好きなミュージシャンベスト5には入る、この人の死を聞いて僕の胸にはおっきな穴が空いた。
この人の曲をたくさん聴いてなければこの曲は生まれなかったと、思う。
だからサビ前に入る「オーライ」はケヴィンさんに向けて歌っています♩

「おはよう!」
なんて壮快でいて、同時に憂鬱な言葉だろう。
この世界、生きていくためには言いたくない言葉もたくさん口にしなければならない。

「おはよう」と一言言うたびに寿命が縮むヴァンパイア。
でも好きな女の子に気付かれたくないから、それでも「おはよう」を言い続けるしかないヴァンパイア。
恋に落ちている諸君、本当のことなんてお互い知らないほうがいいよ。というヴァンパイアの声が聞こえてくる。
僕も同じような体験をしてきたさ、あぁ同情するよ。

僕はこの歌を、コンプレックスポップソングと心の中で呼んでいる。

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