あすなろ健康院ブログ

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被災地の松、使用中止で京都に非難続々…

2011-08-08 22:12:22 | 時事
被災地の松、使用中止で京都に非難続々…
という記事が各マスコミで報道されている。
先の大津波で大きな災害に見舞われた岩手県陸前高田市の、
残った一本松で有名になった「高田松原」の流木になった松で作った薪を「京都五山送り火」で燃やして供養する計画が突如中止になったことで市側にブーイングの嵐となっているとか。
市長は「何百年も続いている伝統に口出し出来る訳が無い」と話していた。
まぁ京都市の大文字保存会の事務局が市文化財保護課だというから、
ここに苦情が来る事になったのかな。

ニュースソースとして「保存会は、被災者らに犠牲者の名前や復興への願いを書き込んでもらった薪の奉納を計画し、
400本が集まった。しかし、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通した問題などで心配が広がり、
検査を実施。放射性セシウムは検出されなかったが、現地の関係者と協議して中止を決定した。
これに対し、市民らから「根拠のない理由で中止するのは差別ではないか」「風評被害を助長する」などの電話があった」
とあった。


どうやら保存会の関係者が、昨今の放射性セシウムに汚染された家畜問題でミスリードしたという事だろう。
実際、検査しても検知されなかったというから。しかしその検査にも信頼性がないんんじゃないかという猜疑心もまとわりついた結論だったのだろう。

しかし、これだけの意義深い事を実施するという誇りがあるならば、
だったら何度でも、また検査方法や検査機関を変えて実施し、市民や保存会関係者の安心を補完してあげられたのになと想った。

京都は私も大好きだから
もう一度、中止決定をやめ、当初の通り実行してほしいが
被災地のみなさんの怒り心頭は収まらないだろうし
すでにその木材は地元の迎え火にしようとされているとか。

今度の事で
いや限らずだろうが
真の「芯」、「核心」を以て言動する・行動する事の大切さを思い知らされた。
非難するのは簡単だが、我が身に起こった場合に果たしてブレずにそれが出来るのか、
常日頃から、どんなに小さな事でも、きちんと真理を見極められる目と耳と心を養って行きたいと痛切に感じたニュースでした。