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ライフアップ仲間たち 自彊術(花島コミュニティセンター

2005年10月03日 | コラム
 この春にオープンした花島コミュニティセンターで、活動を始めたばかりのサーク
ルの一つ。自彊術は、大正時代に創案された日本最初の健康体操といわれるが、第二
次世界大戦後世に忘れ去られていた。これを現代の運動医学でも十分に有効だと実証
し、復活させたのが近藤芳朗医学博士(故人)で、現在では台湾、イギリス、スペイ
ンなどでも行われているとか。
「自彊術には31の動作があり、全身くまなく動かします。ストレッチ、筋力アップ、
カイロプラクティック、ツボの刺激、呼吸法とさまざまな要素が入っており、自律訓
練効果もあります。各自の運動能力に合わせて行うので、年齢や体力に関係なく、ま
た病後の快復やケガのリハビリにも有効なんですよ」と指導する鳥居華子さん。
 基本動作に入る前に入念に体をほぐす。ツボが集まるという足の裏を押す。足の指
1本ずつ、指の間ももむ。普段あまり触ることのないところだが、これだけでもかな
りいい気持ちだ。31の基本動作では、首筋や後頭部、ひたいをたたいたり、両目を押
したりしたかと思うと、腕立て伏せやシコを踏むようなハードな動きもある。
 宇田川純子さんは「寝たきりの両親を介護して、私の体がボロボロになっちゃった
んです。最初はとにかく体力が落ちていたから、ついていけずに本当に寝ちゃったり
していたんですよ。でも先生は無理をしないで、出来ることをやればいいからとお
しゃってくださって、少しずつ続けているうちに自然に体力も回復してきて、ずいぶ
ん楽になりました」。
「体にいいのはもちろん、精神的にもイライラ、カッカしなくなったように思いま
す。深い呼吸をしながら体を動かすので、ストレスからも開放される感じです」と西
村邦子さん。
 メンバーの多くが、何かしら体の不調に悩まされた経験者だけに、膝が痛く曲がら
ない人には、イスを運んできて座らせたり、座布団で体を支える工夫をしたりと、何
気なくサポートしているのが印象的だった。
 メンバーは小野百合子、秋葉きよ、高田昌子、宇田川純子、西村邦子、堀江忠男、
小島高子、安藤久美子、佐藤浪子、山村俊雄、山村喜久江、大川比佐子、鍬田百合
子、町田幸子、林洋子、石井真知代のみなさん。連絡は℡043-259-8283
鳥居華子さんまで。




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