ブログ あさふれ

朝日新聞読者の皆様へ「あさひふれんど千葉」が地域に密着した情報をお届け!

中高年の健康管理「どうも気になるメタボリックシンドローム」

2006年06月05日 | コラム
厚生労働省の全国調査である国民健康・栄養調査(平成十六年)で、われわれ中高年世代にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)がとくに多いと発表されて以来、テレビ、新聞、雑誌などの大手メディアが競ってこのテーマを取り上げている。  このため、すでにご存知の方も多いと思うが、発表の骨子だけ紹介しておこう。 メタボリックシンドロームとは、腹囲が男性八五㌢、女性が九〇㌢以上の者で、血圧、血糖、血中脂質 . . . 本文を読む

人&ライフ 張成国さん

2006年05月17日 | コラム
 旬の無農薬・有機野菜の家庭料理の店〝ティア〟の加盟店を経営する。「土に命と愛ありて」を提唱するティアはよく間違えられるというが、宗教団体ではない。「安全な旬の食材」にこだわるレストランだ。熊本が本店で加盟店は全国に12店舗ある(昨年3月現在)。  手広く事業を展開する家庭に生まれ、「ゆくゆくは自分も経営者に 」という道が定まってはいたものの「甘いものではありませんでした」と張さん。全国の経営店に . . . 本文を読む

中高年の健康管理「ど忘れのミステリー」

2006年05月17日 | コラム
最近、物忘れが激しくなってきたことは自分でも認めざるを得ない。友人と話している時に、人名、地名、物の名などとっさに思い出せず、苦笑でごまかすこともしばしばだが、幸いなことに相手も同じらしく、まあ仕方がないかとあきらめている。  しかし、こういった度忘れはしばらくすると思い出す。思い出せず、そのまま忘れたことを忘れてしまうこともあるだろうが、そのていどの事なら思い出せなくてもたいしたことはない。 . . . 本文を読む

中高年の健康管理「なぜ忘れられた史上最悪の疫病」

2006年05月02日 | コラム
 インフルエンザを調べていて、奇妙なことに気づいた。一九二三(大正十二)年に首都圏を襲い、死者十万人を出した関東大震災は、どの歴史年表にも記載されているし、いまだに語られているのに、その僅か五年前に発生し、死者四十五万人以上を出したとされている疫病(伝染病・感染症)スペインインフルエンザのことは年表にもなく、まとまった本もないという事実だ。  そんな折、『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ~人類 . . . 本文を読む

中高年の健康管理「魚油は心臓病予防に効果ある?ない?

2006年04月17日 | コラム
 最近、大手メーカーが発売していたアガリスクに、がんを予防するどころか発がん作用のあることがわかり、メーカーが発売を中止したり、健康によいとされ厚生労働省の特定保健用食品(トクホ)に認定されていた大豆イソフラボンに、内閣府の食品安全委員会が、とりすぎはいけないとして摂取量に上限を設けるなど、健康食品やサプリメント(健康補助食品)の効用に疑問が投げかけられている。  そんな折、同じ成分に対して相反す . . . 本文を読む

人&ライフ 久保田真澄さん(声楽家)

2006年04月17日 | コラム
 1993年に日本音楽コンクールで3位となり、国立音楽大学大学院終了後はイタリアへ渡った。イタリア6年間で実績を積み、日本にその活躍の場を移した現在、母校で教鞭を執る傍ら年間数本の舞台をこなす。 オペラ歌手として「油の乗る」時期を順調にひた走り、歌うために生まれて来たかに見える久保田さん。が実のところあまりその気はなかった。ピアニストの父に声楽家の母、そして兄もまたピアニストへの道を進んでいた。普 . . . 本文を読む

中高年の健康管理「楽だった鼻から入れる胃カメラ」

2006年03月16日 | コラム
私に若い時から唯一まとわりついているのが十二指腸潰瘍という持病で、数年に一度は潰瘍が悪化し、ひどく痛むことがあった。 この痛みは生半可なものではなく、いちど痛み出すと一週間くらい続く。これは胃から過剰に分泌される胃酸によって十二指腸の粘膜が傷つくことから始まるのだが、H2ブロッカーという胃酸の分泌を抑える薬剤を使っているため、ここ数年は痛みを感じていない。 すると現金なもので、胃の検査も数年受けて . . . 本文を読む

人&ライフ 緒方歌子さん

2006年03月16日 | コラム
 2年ほど大病で入退院を繰り返した。漸く少し落ち着きを取り戻した昨年11月、長年歌い続けてきた「こもり歌」のCD化に踏み切った。 「いつまた歌えなくなるかも知れない、今残しておかなければ」との思いからだ。  緒方さんはこれまで声楽家としてエリート街道を渡ってきたわけではない。また必ずしも最初から声楽家や歌手を目指していたわけでもなかった。あるハワイアン歌手との出会いから歌の世界へと誘われた。「是非 . . . 本文を読む

碧落

2006年03月16日 | コラム
 今年位、春がくるのが待ち遠しかったことはない。一雨ごとに春になるのを実感するのも久しぶり。雨といえぱ、小学校の教科書で出会った「くれないの二尺伸びたるぱらの芽の針やわらかに春雨の降る」という正岡子規の短歌を思いだす。暗誦して子規の鋭い感覚に改めて舌を巻く。フランスの詩人ヴェルレーヌの「巷に雨の降る如く」も春雨のパリ、舞台の名詩。「巷に雨の降る如く わが心にも雨ぞ降る かくも心に渉み入る この佗し . . . 本文を読む

人&ライフ 佐野千寿惠さん

2006年03月01日 | コラム
 縁あって千葉市栄町に店を構えて30年。博多娘と会津の旅館の跡取息子が知り合い結婚。旅館の出張所も兼ね、会津の郷土料理を紹介する居酒屋だった。「女将の素質有り」と義母に気に入られ修行にも励むが、時の流れとともに紆余曲折。人生の荒波の中で離婚も経験した。しかし営業は順調で、十数年前には改築、黒を基調とした純和風の洒落た居酒屋に変身。数年前に知り合った現夫が千葉の行政に携わり、また自家農園を持っていた . . . 本文を読む