冬季オリンピック

始まって数日。
メダルの獲得もあり嬉しい反面、ちょっとした巡りあわせでメダルを逃すこともあり、悲喜こもごもの毎日です。
フィギュア団体の悲願の銅メダルには本当に良かったと嬉しくなりましたが、ジャンプの混合団体ではまさかの失格に心臓が苦しくなりました。
長く世界で活躍してきたのにオリンピックではいつも不運としか言いようがない彼女が、本当に気の毒で観ていて辛かったです。
でも一人分の記録が消えたのに銅メダルに届くかもしれないと思わせる追い上げでの４位。
正直メダルを取るよりも感動しました。
立て直しての２回目のジャンプ、素晴らしかったです。
彼女を責めることなく温かく支えたチームメイトも素晴らしかったですね。

ただ競技をする上でみんな何らかのルールにしたがってやっているのだから仕方ないとは思うけど、それなら無作為じゃなく全員調べて欲しかったと思います。
なぜ女子ばかり調べて女子ばかり失格になったのか今一つよくわからない後味の悪い試合でした。
他の競技でも色々と審判の判断に疑問が残る試合があるようで残念です。
このオリンピックに人生をかけてやってきた選手たちのためにも公正なジャッジが行われることを祈ります。

楽しみにしていた男子フィギュアショート。
羽生君の最初のジャンプ。
何が起こったのか分かりませんでした。
その後立て直して流石の演技でしたが、４回転ジャンプ一つの得点が０点になっちゃったらきついよね（涙）
溝にはまってしまったということで本人の調子が悪いわけではないようなので本当に残念です。
でもこうなったらフリーで思い切って４Aに挑戦できると思うので、奇跡を起こしてほしいです。
メダルや自分の順位を気にせず、羽生君にしか出来ない優雅で美しいクリーンな演技を見せて欲しいです。

宇野君、鍵山君の本番でベストを出す素晴らしい演技。
ネイサン・チェン選手に続く２位、３位は本当に凄いです。
フリーでもその調子で頑張って自己ベストを更新してほしいですね。

ネイサン・チェン選手も失敗無く自己ベストの演技で素晴らしかったですね。
１～３位までの記者会見では、羽生君に対してリスペクト溢れるコメントがあり、平昌でショートを失敗し辛い経験をしたことがある彼だからこそ言える愛情ある言葉に感銘を受けました。
ライバル選手同士がお互いを認め合い、高め合うこの競技の素晴らしさを改めて感じました。
フリーでは、国籍に関係なく出場選手みんなが自分の一番いい演技が出来ますようにと祈っています。

他国でもSNS等でうまくいかなかった選手に対する誹謗中傷がヒートアップするケースがあると聞きます。
オリンピックに出場し、頑張っている選手に対して否定的なコメントをわざわざ本人の目に触れるところに投稿することに意味があるとは思えません。
頑張ってほしいという気持ちが高じてのことかもしれませんが、ただでさえ失敗して悲しい思いをしている選手に追い打ちをかけるようなコメントは見ていると悲しくなりますね。
実生活での不満をただ誰かにぶつけたいだけなんじゃないかなと思います。
私たちに素晴らしい演技を見せてくれる選手たちに感謝と尊敬の念は忘れてはいけないと思います。