ARTRICKS(アートリックス)

だまし絵、パズル、広告、本格ミステリ…三輪みわのブログです。

探偵Xからの挑戦状!season3

2011年04月21日 12時44分26秒 | ミステリ

ケータイ小説とテレビ番組を連動させた「探偵Xからの挑戦状!」のシーズン3が始まりましたね。

「問題編」をケータイで読み「推理」を投稿して参加できるというもので、「解決編」はテレビで放映。第一回「殺人は難しい」貫井徳郎・作の放送は、今日の午後10時からNHKであります。ナビゲーターは、竹中直人と長澤まさみさん。

私も問題編を読んで推理してみました。一応の解答は思いついたのですが、さて、これが正解かどうか…。作者の罠に見事に嵌まっているような気もするんですよねえ~。それはさておき、第2回、第3回と続くのでこれから楽しみです。

ついでに、この番組の原作はシーズン1もシーズン2も文庫本になっているので、ちょっと宣伝しておきます(^^)

Comments (2)
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映画化の小説「悪人」の感想などを

2010年10月05日 08時48分43秒 | ミステリ
たまには、画像無しの記事も書いてみましょう。

映画化もされた吉田修一の小説「悪人」を読了しました。
上下刊の本ですが、意外と読みやすく、わりと短時間で読めました。
それぞれの登場人物の生い立ち、心情などを丹念に書き込みながら、
ゆっくりとしたペースで、事件の展開が語られていきます。
* * *
映画「悪人」は、出会った二人の「逃避行」がメインの物語として
宣伝がされていますし、実際に内容もそうなのでしょうが(映画は未見)
小説の方では、その逃避行が始まるのは、下巻の後半になってから。
悲劇的なラストに向けて、物語のスピード感もアップして、
なかなか読みごたえがありました。
* * *
一応、意外な「ひねり」「反転」があり、幕切れは印象的で、感動的です。
ミステリとしてみれば割りと「ありがち」な反転ですが、
丹念なエピソードの描写と、伏線の積み重ねで、
みごとに「感動」をよびおこす小説に仕上がっています。
その手際は、さすが「芥川賞作家」ですね。
* * *
「本当の悪人はだれか?」というのが、映画や小説の帯での
キャッチフレーズですが、この作品のテーマはこれだけではないでしょう。
「愛するもののために、自分は何ができるのか」
作者は、このことが一番言いたかったのではないかと、思いました。
もう少し具体的に語りたい気もしますが、マナー違反になりそうなので
このへんで。
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ヒッチコック映画のような広告

2010年09月21日 09時10分21秒 | ミステリ
今回は「だまし絵」ではありませんが…
いま、CSのミステリーチャンネルで、古いテレビドラマの
「ヒッチコック劇場」が放映されています。
モノクロ映像で、案内役でヒッチコック本人が登場するというもの。
ミステリ好きなのでつい、見続けています。
制作スタッフを見ると、脚本家がおもしろい。
後に「刑事コロンボ」を作ったレビンソン&リンクが書いていたり、
ヘンリー・スレッサーが自分の作品の脚本を書いたりしています。
(ミステリ・マニアでないと、なんのことかさっぱりかもしれませんね)
ということで(?)今回はヒッチコック映画風の広告をどうぞ。
上のは、わかりやすいですね。もうひとつあります。
これは、ドラマチャンネルの広告です。
映画「サイコ」のあの場面は、やはり強烈なイメージを
与えてくれるようです。
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