フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 



午後から風が吹くようになると、同時にパタリとアタリも無くなった。ちなみに、朝はシャツ1枚だったのが、昼には上着を着るようになり、とうとうそれでも寒くなってきて、車までダウンのインナーを取りに行く。途中、レストハウス前でやっていた女性と話したところ、先ほど大きいのを掛けたが、バラしてしまったのだと言う。自分もさっき大きいのをバラしましたよ。と話すと、何でバレたんだろう?と首を傾げていた。

そうこうしているうちに、シャローでライズを発見。近くまで移動して、ピンポイントにフライを打ち込んでみる。どうやら悔しい気持ちを共有できた事で、モヤモヤが少し解消され、やる気が出てきたようだ。しばらくして、マーカーがスーッと静かに沈んでいき、合わせると久しぶりに魚の感触。しかも、重々しい良型の引きだ。思わず「大きいかも!」と呟きながら後ろを振り返ると、なぜか通りがかりのおじさんが頷いていた。とりあえず、今回はバラさないよう慎重にやりとりして、ようやくネットに収まったのは、44センチと思ったよりサイズは小さかったが、この時は、無事にキャッチできたことで、嬉しさよりも安堵の気持ちの方が大きかった。

その後、またアタリが遠のいたため、一旦ルースニングに見切りをつけ、マーカーを外してフローティングラインのまま引っ張ってみる。すると、シャローでゴン!と当たり、またしても良型がヒット。しかし、今度の魚はスピードが凄まじく、ラインがキュンキューンと出て行き、高速でスプールが逆転する。寄せては走られの繰り返しで、先ほどの魚より倍以上の時間が掛かってしまったが、無事ランディングに成功。とうとう8尾目にして、湯ノ湖らしいヒレピンレインボーをキャッチすることが出来た。

リリースを終えると、そこに小学生の団体がやってきて、引率の男の先生が「湯ノ湖の水はお湯だから、温かいよ〜、触ってみて〜。」と言うので、いきなり囲まれてしまう。子供たちは水に手を入れたまま終始無言だったため、「冷たいよね?だってお湯じゃないから。」と教えたら、皆一斉に「冷たい!冷たい!」と言い始めた。「16度くらいしかないからね〜。」と言ったら、傍に居た女の先生が「ええっ!そうなんですか?」と言って驚いていた。まったくいい加減なこと教えるよなあ。と思いながら、とりあえず子供達が居なくなるまでじっと待つことにした。


つづく


今年は白根山の残雪も少なめ。




14:10 7尾目は44センチ。放流魚だが力強いファイトだった。




15:01 続いて43センチのヒレピンレインボー。自然湖ならではの美しい魚体だ。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Skytouch switch 11ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン Maxcatch Switch WF6/7F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 Sオリーブ


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