goo blog サービス終了のお知らせ 

フライフィッシングの話

河川、湖沼、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

南のち南西の風@芦ノ湖 その3

2025-04-11 11:40:00 | 湖(レイク)
予報通り、午後になると南西の風が強まってきて、船上のシューティングラインは収まりが悪くなったため、ここでリトリーブの釣りは一旦終了。しばらくの間ルースニングに集中していると、2度ほどアタリがあったものの、どちらもすっぽ抜けてしまい結局魚は乗らなかった。その後も暫く続けていたが、全く当たらなくなったため、アンカーを引き上げ、いよいよ桟橋へ向かうことにした。

強い横風に煽られながら、キャンプ場沖を50メートルほど進むと、途中、大型魚のボイルを目撃。そこで一か八かでやってみようとアンカーを降ろし、強風が吹き荒れる中、15ヤードくらいのショートレンジで丹念に表層を探ってみる。すると、数投目にゴツンと大きなアタリがあり、合わせるとまるで根掛かりのようなずっしりと重い感触で、間もなく、目の前で大きな魚体が宙に舞い、着水したかと思ったら、今度は物凄いスピードで走り出した。当然スプールは高速で逆転、8番のファストアクションロッドが完全に伸されてしまう。その時、とうとう60オーバーを掛けたと思ったが、その後何度もジャンプする姿を見て、大きさはそれ程でも無いように思えてきた。とは言え、今度の魚は放流魚ではなく、美しいヒレピンのワイルドレインボーだ。自然のフィールドでは、大きさよりむしろヒレピンであることの方が重要なのだから、これはもう何としてもランディングしなければと思い、慎重にやりとりを続けた。そして、ここからは寄せては走られといった一進一退の状態が続き、ひと度走り出せば、8番ロッドのティップが一直線になるほどだった。やがて魚が浮いてくると、慎重に寄せながら、今回は一発でランディング。間近で見ると実に綺麗な魚で、明らかに年を越した個体であろう。とりあえず、今回は一旦生簀に入れておき、桟橋で計測してもらうことにした。

おおば桟橋に戻ると、ボート屋の人がやって来て「さっき大きいの掛けてましたよね?」と言われる。聞けば、風が強くなったので、安全確認のため双眼鏡で様子を見ていたら、ちょうどロッドを曲げているところだったと言う。とりあえず、魚をトレイに移し計測してみたら、サイズは56センチだった。本当に惚れ惚れするような素晴らしい魚体で、このような野生化した個体には滅多に出会うことはない。心に残る嬉しい一尾となった。

今日の釣果、ニジマス6尾、バラシ1尾。(参考:湖尻湾の夕方の水温8.6度)
今回はバラシも少なく内容的にも大満足の釣行だった。


13:03 待望のワイルドレインボーは56センチ。




年を越した希少な個体のため、再会を願って丁寧にリリース。




今回リトリーブで使用したマックスキャッチの8番タックル。




アフターフィッシングは御殿場市内の丸源ラーメンでいつもの野菜肉そばを食べる。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Sky High Gold 9ft. 8wt.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート SWT 5/6 S1/S2、ティムコエアロシューター28lb
リーダー ティムコ アクロンフロロカーボンハイエナジー 9ft. 3X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 1号
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへにほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。