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フライフィッシングの話

河川、湖沼、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

黄砂の中でルースニング@芦ノ湖

2025-03-26 16:16:00 | 湖(レイク)
2025年3月25日 午前7時半過ぎ、外気温8度、水温7.3度(漁協参考値)。
今朝の湖尻湾は、空気がひんやりしているものの、防寒対策が要らないくらいの暖かさだった。湖面は南西の風が吹き少し波立っている。それを見て、風が強くなる前にキャンプ場の辺りでやっておこうとすぐにAFCおおば桟橋を出発。直前の情報では浅場を狙うのが良いとアドバイスを受ける。

とりあえずキャンプ場までハーリングで探ってみるが反応は無かった。途中すれ違ったトローリングの人に声を掛けたところ、すでに50くらいのを上げたという。とりあえず、フライのボートに割って入り、まずは水深3〜4メートル付近でルースニングから始めてみる。やがて、となりの人が良型を掛け、やり取りしているのが見えたが、こちらの方もインジケーターがスーッと沈んでいき、合わせるといきなりヒット。なかなかの重さで元気も良かったが、ヒレが丸いせいか、わりとすんなりネットイン。42センチのニジマスだった。

その後、いったんアタリが遠のいたものの、隣の人は釣れていたため、今度はリトリーブに集中。やがてググッと抑え込むようのアタリがあり合わせると、まるで根掛かりのようなずっしりと重い手応えで、8番のファストアクションロッドが大きく曲がっている。ラインを手繰っていたら、グイグイと大きく首を振ったので、これはかなりの大きさだと思った。そのうちに魚が向きを変えたため、テンションを保つのに忙しかったが、もう一度首を振り始めたところでフッと軽くなり、残念ながらバレてしまう。すぐにフックをチェックしたところ特に問題は無かったため、おそらくフッキングした場所が良くなかったのだろう。

それ以降は、リトリーブで2回ほどアタリがあったものの、フッキングには至らず。周りも釣れていなかったため、昼前頃に水深5メートル付近の少し深い場所へ移動してみる。すると早速ルースニングの方にアタリがあり、合わせるといきなり走られ、物凄い勢いでスプールが逆転する。今度の魚はスピードがあってかなりスリリングだ。魚が見えていたので、それほど大きくないのは判っていたが、6番ロッドで尚且つティペットも0.8号と細いため無理は出来ず、かなり時間を掛けてランディングしたのは45センチの銀化ニジマスだった。

そして12時半を回った頃、セブンイレブンで買った明太子おにぎりを舟の上でのんびり食べていると、何となくインジケーターが沈んでいるように見えた。そのまま様子を見ていたら、やはり当たっていたらしく、合わせを入れた途端、魚が目の前でジャンプ!先ほどと同じようなサイズだが、今度の魚は物凄いスピードで走るだけでなく、何度もジャンプを繰り返し、スリリングでとても楽しかった。ところが、今回もかなりの時間を掛け、いよいよランディングというところで、突然フックが外れてしまう。これには魚もびっくりしたのか、そのまましばらく足下を泳いでいた。

その後は、リトリーブとルースニング共にアタリはあるものの、フッキングには至らず。風もますます強くなる一方で、強い時などはキャストもままならない状態だった。とは言え、たまに大型のマスが浮いたワカサギを捕食していて、そのライズを狙っていた陸っぱりのスペイの人が、とうとう良いサイズを掛け、長い間やり取りをしている。一方、こちらは全くアタリが無くなったため、今のうちに桟橋近くまで戻った方が得策と判断。桟橋近くの3メートル程の浅場でルースニングを始めると、何の魚か判らないが、突然魚が飛び出して来て、インジケーターを咥えて行った。しかし、その後は何事もなく時間ばかりが過ぎていく。とは言え、フライを引き上げた際に、一度レギュラーサイズのニジマスが追って来たので、魚が居ないというわけでは無さそうだ。それでも当たらないのだから、もう口を使わないのだと判断、4時になったところで、今日は早めに引き上げることにした。

帰り道、乙女峠から見た富士山は黄砂で煙っていて、いつもの雄大な姿ではなく、シルエットが僅かに見えるだけだった。そのまま御殿場市内へ行き、いつもの丸源ラーメンで今回は熟成味噌ラーメンを注文、満足して店を出ると黄砂が弱まったのか、すでに富士山の姿がはっきり見えるようになっていた。

今日の釣果 ニジマス2尾、バラシ2尾。数は出なかったものの、今回はサイズのある魚ばかりでなかなか楽しかった。


8:16 1尾目は尾鰭の丸いニジマス42センチ。




日中は予想通り南風が強くなってきた。




12:07 長いファイトの末キャッチした45センチのニジマス。




箱根では黄砂の影響は思ったより少なかった。




丸源ラーメンの熟成味噌ラーメンに茹で野菜のトッピング。



タックルデータ

ロッド Maxcatch Top water 9ft. 6wt.
リール Maxcatch MC 7/8
ライン Maxcatch Gold WF6F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 4X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 0.8号
フライ UVバグヤーンスペシャル #10 オレンジ


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銘竿アルバム04〜レナード H.L. Leonard Golden Shadow 805

2025-03-18 15:00:00 | タックル
このロッドは、以前勤めていた会社がレナードとダイヤモンドバックの輸入元だったため、在庫の中から一番アクションの良いのを選んで購入したものだ。

当時、事務所で同じスペックのロッドを並べて、一本ずつ素振りしてみたところ、個体差があまりにも大きいことに驚愕、モターっとしているものもあれば、パリッとしているものもあり、どれにしようか迷った挙句、一番シャキッとしていて軽いものを選んだのだが、今思えば正解だったように思う。

レナードのグラファイトロッドは、元々ダイヤモンドバック製ブランクを使用していて、最初のモデルはレナード・ダイヤモンドバックというコラボモデルのような名称だった。その後、ブランクデザインを見直し、レナードのバンブーアクションにより近づけたものが、このゴールデンシャドウである。

ブランクカラーは前モデルの黒鉛色から赤茶色に変更され、アクションはダイヤモンドバックと比べると、デリケートでしなやか、ブランク自体も細くて軽いものが使われている。久しぶりに素振りしてみたら、かつて、小田原のフライショップ「ストリームサイド」へ伺った際に、チャーリーさんが「ゴールデンシャドウはダイヤモンドバックとは全くの別物で、非常に繊細なロッドなんです。」と熱く語っていたのを思い出した。

仕上げの美しさはもちろんの事、繊細でありながら粘り強さと軽快さを併せ持ったアクションは、今使ってもまったく古さを感じさせない銘竿中の銘竿である。




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2025シーズンようやく初陣@芦ノ湖 その2

2025-03-15 10:35:00 | 湖(レイク)
とりあえず、ルースニングで大型マスを釣り上げる事が出来たが、この時点でリトリーブの釣果はまだ無かった。湖面ではたまに大型魚のライズ(ボイル)があったので、おそらく水面を漂う弱ったワカサギを捕食しているのだろう。もちろんライズがあったからと言って、必ずしも釣れるわけではないことは解っている。しかし、それを見て気持ちが高揚しない釣り人は居ないはず。増してルアーやフライをやっていて、明らかにやる気満々の魚が目の前に居る状況で、それを見過ごすことなどあり得ないことである。

早速、今ライズのあった方向へキャストしてみる。そして、ゆっくりとリトリーブしながら、ラインやロッドティップ、湖面など全方位に神経を集中させていると、ラインを引く左手にググッとテンションが掛かった。反射的に合わせを入れると、ゴクンゴクンと大型魚の手応えに、思わず「来た!」と声が出てしまう。すぐに余分なラインをスプールに巻き取って臨戦体制を築くと、案の定、いったん引き寄せた魚がものすごいスピードで走り、その度にスプールが高速で逆転する。力強いファイトの末、ネットに収まったのは44センチのニジマスだった。

とにかく、リトリーブの方でも良型がキャッチ出来てひと安心。時計を見るとまだ2時過ぎだったので、もう少し頑張ろうと思ったが、残念ながらそこからパタリとアタリが止まってしまった。とりあえず場所を移動しようとアンカーをいったん引き上げてみたものの、もしかしたら魚が少し深場へ移動しただけではと思い直し、水深4メートル付近で再開してみることにする。しばらくは何も無かったが、突然ルースニングの方にアタリがあって、一瞬魚が乗ったのだが、余分なラインを巻き取っている間にバレてしまった。そこからは淡々とキャスト&リトリーブを繰り返していると、今度はいきなりひったくるようなアタリで、いきなり遠くで魚がジャンプする。その後もジャンプを繰り返しながらネットインしたのは、先ほどより少し小さい43センチのニジマスだった。

今日は解禁後初釣行ということで課題も多かったが、初陣としてはまずまずの釣果で楽しい1日だった。アフターフィッシングは、御殿場市内の丸源ラーメンで「野菜肉そば」を食べて帰路についたものの、海老名SA付近を先頭に十数キロの事故渋滞に巻き込まれ、帰宅した頃には疲れ果ててしまった。

今日の釣果、ニジマス6尾、バラシ5尾。(この日の夕方の水温は6.8度)


14:18 リトリーブ1尾目は44センチのニジマス。




15:17 2尾目はひったくるようなアタリからジャンプを繰り返した43センチ。




丸源ラーメンの野菜肉そばは、罪悪感を感じにくいビジュアルのトッピングで、そのうえ満足度も高い。




タックルデータ

ロッド Damon Salt-N-Salmon 9ft. 8wt. 4pc.
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート SWT 5/6 S1/S2、ティムコエアロシューター28lb
リーダー ティムコ アクロンフロロカーボンハイエナジー 9ft. 3X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 1号
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ


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2025シーズンようやく初陣@芦ノ湖 その1

2025-03-14 12:47:00 | 湖(レイク)
2025年3月13日
午前8時過ぎ、外気温6度、今日の湖尻湾はほぼ無風で、防寒が要らないくらいの暖かさだった。
まずはフィッシュパスで入漁券を購入、いつものAFCおおばから出船する。状況を聞くと、相変わらずリトリーブでは釣れないらしく、水深3メートルほどの浅場で、浮き下2.5mのルースニングがおすすめだと言う。

とりあえず桟橋近くの水深4メートル付近から始めてみるが、まったく反応が無いため、桃源台桟橋の辺りをハーリングで探ってみたところ、これにも反応無し。辺りを見渡すと、早川水門〜キャンプ場辺りにボートが集中していたが、混雑を避けるため、先ほどの桟橋近くまで戻って、ルースニングを置き竿にしながらリトリーブを始めることにした。しかし、ここには魚が居ないのか?と思ってしまうくらい反応が無く、低水温できっと魚は湖底に付いているのだろうとボトムを引いていたら、根掛かりで早くも2本のフライをロストしてしまう。この頃、辺りは霧に覆われて雰囲気だけは良かったが、霧が晴れた10時前頃になって、ようやくルースニングの方にアタリがあり、合わせたところすっぽ抜け。その後同じようなアタリが3回あったが、すっぽ抜けの繰り返しだった。それから10分くらい経ったところで再度アタリがあり、5度目にしてようやく魚が乗った。解禁一発目にしてはなかなかの手応えで、魚のコンディションも良く、寄せてからものすごいスピードで走り出す。ロッドティップが水中に入ってしまうほどのグッドファイトから一進一退を繰り返しながらネットインしたのは38センチのニジマスだった。

その後はアタリが遠のいたため、一旦トイレ休憩を取って状況を聞いてみたところ、キャンプ場でやってた人が3尾釣って来たとのこと。アタリもガッツリあると言うので、すぐにキャンプ場へ行ってみると、なるほど確かにニジマスの匂いがして、いかにも魚が居そうな雰囲気だった。水深2〜3メートルくらいの浅場にアンカーを打ち、すぐにルースニングを開始する。ここでは浮き下を1.5mにしてみたところ早速アタリが出て、しばらく様子を見ていたらスーッとインジケーターが沈んで行き、合わせると今度は一発で魚が乗った。ネットインしたのは35センチほどのニジマスだった。

その後、隣のルアーマンが45センチくらいのを掛け、ネットイン寸前でバラしてしまう。しかしその直後にも40センチクラスがヒットして、今度は無事ネットイン。それを見て、リトリーブの方に本腰を入れてみるが、相変わらず反応は無かった。それでもそのまま続けていると、やがてルースニングの方にアタリがあり、今度は37センチほどのニジマスが釣れた。右隣でやっていたフライの人も40センチクラスを釣り上げたが、残念ながら時合いはここまでで、そこからしばらくアタリが遠のいてしまう。ルアーマンは見切りをつけたのか、どこかへ移動したため、空いたところを岸と並行に投げてみたら、いきなりグーンとティップが持って行かれ、合わせると激しく首を振ったので、これはデカイと思ったが、残念ながらすぐにバレてしまう。すぐにキャストし直すと、頻繁にアタリはあるものの、まったく乗らないので、おかしいと思いフライをチェックしてみたら、何とフックが伸びて開いていた。とりあえず指で曲げて元に戻しキャストしてみたが、すでに群れが去ってしまったのか、もう当たることは無かった。

ここまでリトリーブでは散々だったが、ルースニングの方は相変わらず頻繁にアタリがあって、しかし、すっぽ抜けや、乗ってもすぐにバレてしまったりと、なかなか釣果に繋がらない。そんな中、インジケーターがスーッと水中に吸い込まれたので合わせると、今度は今までとは違う重い感触で、大きく首を振っていて、今度こそはデカイと確信する。早速臨戦体制に入ると、初っ端からグイグイ持っていかれて、このままではまずいと思いドラグを緩めたらいきなり走られ、その結果、盛大にバックラッシュを起こしてしまった。その間、ラインを手で手繰りながら何とかバックラッシュを解いて、ドラグを締め直すと、無事リールファイトに持ち込むことが出来たが、本当に冷や冷やものだった。とにかく、一昨年のような失敗は繰り返したくなかったので、慎重にやりとりを続けて今回は無事ネットイン。ファイト中は60くらいと思ったが、そこまで大きくなくて、計測してみると55センチだった。

つづく


10:06 今シーズン1尾目は、ヒレが綺麗な38センチのニジマス。




10:37 深い霧の中を海賊船が行く光景はとても幻想的。




13:59 キャンプ場前のルースニングで釣れた55センチのニジマス。




今回ルースニングで使用したマックスキャッチの6番タックル。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Top water 9ft. 6wt.
リール Maxcatch MC 7/8
ライン Maxcatch Gold WF6F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 4X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 0.8号
フライ UVバグヤーンスペシャル #10 オレンジ


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