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17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

八月大名

2023-08-21 07:11:35 | 日記
ひたすらに八月大名ダィエット

季語 八月大名 昔は二月と八月は農閑期である。八月は稲作であれば作業はほとんど無く、実りを待てばよい。この時期、農家では嫁取りや法事など客を招くことを多く行った。体を休めるだけでなく、ご馳走を食べる機会も多かった。こんなところから八月大名といわれた。歳時記抜粋。

例句 八月大名一つ囲いに牛と馬  斎藤宣子



糸瓜

2023-08-20 07:21:25 | 日記
美顔水を採る楽しみの糸瓜かな

季語 糸瓜 ウリ科の一年草の蔦植物で庭先に棚を作って這わせると日除けにもなる。果実は円筒形で、成長すると60~100cmを超える程になる。熟果は軽く傷を作って水の中に入れておくと腐って繊維だけになり、いわゆる糸瓜束子ができる。茎を地上30cmほどで切断し切り口から出る疫を化粧水にする。
歳時記抜粋。

例句 引落す糸瓜にも思ふ我家欲し  石田波郷

猫じゃらし

2023-08-19 08:57:12 | 日記
応援の握り拳や猫じゃらし

季語 猫じゃらし 狗尾草(えのころぐさ)の傍題 イネ科の一年草で野原や道端の至る所に見られる。高さは50~60cmで花穂は緑色で毛に覆われ、子犬の尾を思わせる。ねこじゃらしと言う名は、この穂で猫をじゃらせて遊ぶからである。
歳時記抜粋。

例句 猫じゃらし持てばじゃらさずにはをれず 西宮 舞


八月

2023-08-19 08:18:46 | 日記
八月やセピア色した人と会ふ

季語 八月 八月八日頃に立秋になることから秋の季語としているが、炎暑厳しく、学校も夏休みなので世間一般では夏の印象が強い。しかし、立秋以後の気候の変化を敏感に捉えてきた。その伝統を大切にするならば、八月はやはり秋なのである。

例句 八月や玉音というつぶれ声  

掲句 季語の季節感を詠んだものではないが、八月は霊を祀る関連行事が多く、個人の話題が多いのも八月の特徴でもあるので表記した。

花火

2023-08-17 19:44:54 | 日記
安着の電話に送る遠花火

季語 遠花火 花火の傍題。隅田川の花火が始まったのは、京保十八年(1733年)五月のこと。以後例年川開きから三か月間江戸の夏を彩った。初期の歳時記が「花火」を「送り火」と並べて七月としているのはそれは盂蘭盆会の景物であったためと考えられる。川開きの催しとして定着すると、近世においても夏の季感が強くなった。歳時記抜粋。

例句 音もなし松の梢の遠花火  正岡子規