春の雲 2023-03-11 07:51:19 | 日記 眺むれば旅へと誘ふ春の雲季語 春の雲 春は気圧の谷や低気圧が次々と通過するため、雲が発生しやすい。春の雲の代表には、淡い白色のベール状の高層雲、やや濃い灰色の高層雲があるが、いずれも薄く広がる。「枕の草子」の春の段に、「むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる」という通りだ。この雲が出ると天気は崩れる。歳時記一覧例句 浅間山どの春雲も動くかな 森 澄雄
花便り 2023-03-10 07:50:36 | 日記 膨らみの蕾に笑顔花便り季語 花便り 花の傍題 俳句で花と言えば桜の花である。雪月花というとおり花は日本の春の美しさを代表するばかりでなく、雪や月とともに季節の循環を表すものの一つとされる。日本語の中で最も美しい言葉である。しかし、花と桜は同じ言葉ではない。桜がバラ科サクラ属の一種の植物を指すのに対して、花はより文学的、詩的な言葉である。花は桜 より遥かに豊かな広がりを持つ。桜といえば植物的であることに思えるが、花といえば心に映るその華やかな姿に重心が移る。いわば肉眼で見たのが桜、心の目にみえるのが花である。歳時記抜粋。例句 花の雲鐘は上野か浅草か 芭蕉
杉の花 2023-03-09 15:53:41 | 日記 杉の花鼻の欠けたる磨崖仏季語 杉の花 日本固有のスキ゚科の常緑針葉の高木の花。松と同じく雌雄同株である風媒花。雌花は緑色の小さい球形。雄花は小楕円状で枝の先端に群がってつき、黄色い花粉をつける。用材のため各地に植林された結果、風に乗って飛散する大量の花粉によって、「花粉症」の原因になっている。歳時記抜粋。例句 一すじの春の日さしぬ杉の花 前田普羅
桜餅 2023-03-08 09:08:09 | 日記 コーヒーか番茶か問わる桜餅季語 桜餅 大雑把に分けて関東風の薄焼き皮で餡を巻く桜餅と関西風の道明寺がある。有名な長命寺の焼皮桜餅は三枚の葉で平たく包む。道明寺は糯米を蒸して乾燥させ砕いた道明寺粉を蒸してつくる。共に薄紅色につくられ塩漬けしたオオシマザクラの葉で包み葉の香りも楽しむ。歳時記抜粋。例句 三つ食へば葉三片や桜餅 高浜虚子
望潮 (しおまねき) 2023-03-07 07:47:23 | 日記 流れ来し異国のごみや望潮季語 望潮 (しおまねき) スナガニ科の小さな蟹で干潟に穴を掘って住む。背面は緑褐色、腹面は橙色でハサミは雌のは小さく、雄のは片方が体に匹敵するほど大きい。蟹は夏の季語であるが、望潮は春の潮干狩り時に目立つことから春にはいる。干潮時に穴を出て大きなハサミを上下に振るさまが潮を招くように見えることからこの名が出たといわれる。歳時記抜粋。例句 波よりも風におどろき汐まねき 西山春文