17音の記録 やぶにらみ

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石鹸玉

2023-04-24 06:22:26 | 日記
虹色に塀を歪ませシャポン玉

季語 石鹸玉 石鹸を溶かした液に、麦藁、葦などの管の一方の端を浸してから吹くと、日の光を受けて、美しい五色の泡の玉が空中にいくつも飛び出す。これを石鹸玉という。延宝五年頃(1677)頃、初めて江戸でシャボン玉屋が行商して流行らせたという。この頃はその液に無患子(むくろじ)の実の皮を溶かしたものなどを用いたが、明治以降、石鹸液となった。今では管はビニールのストローかども使われている。春の陽光にふさわしい景であろう。

例句 流れつつ色を変へけり石鹸玉  松本たかし