釣瓶落し
山の端のまぶしき釣瓶落しかな 鷹羽狩行
妻見舞ひ釣瓶落しの家路かな 拙
家内が近隣の町の病院に入院した。完全介護なので、ただ傍にいるだけなのだが、家に帰っても一人なので、午後三時頃までのこり家路についた。帰宅した頃は夕闇の中だった、折から沼地に帰る雁の群の鳴き声を頭上に聞いた。老人二人の世帯のいずれはたどる道なのだろう。
山の端のまぶしき釣瓶落しかな 鷹羽狩行
妻見舞ひ釣瓶落しの家路かな 拙
家内が近隣の町の病院に入院した。完全介護なので、ただ傍にいるだけなのだが、家に帰っても一人なので、午後三時頃までのこり家路についた。帰宅した頃は夕闇の中だった、折から沼地に帰る雁の群の鳴き声を頭上に聞いた。老人二人の世帯のいずれはたどる道なのだろう。