戯言

萌えやら呟きやらたまに更新記録も混じる無駄口日記
現在ジャンルが雑穀米

アメリカ映画ならさしずめクロスか

2010年07月10日 | さらい屋
 さらい屋五葉、3巻まで読了。

 ―――松!!

 守り袋。何だその秘密のアイテムは。
 惚れた女との関係はアニメでは台詞で一言語られるだけだったので、女房(未満)への松の想いというか感情が今ひとつ薄く感じられて(どちらかというと子供への執着の方が強く見えた)、政への恩返しであげた簪も、「もしかして惚れた女へ渡そうとしていたものだったのかなー」くらいの認識だったのですが、
 関係は完全に終わっていて、しかも向こうは新しい旦那と新しい家庭まで築いているというのに、今でもお手製の守り袋年がら年中首からぶら下げてるって、ベタ惚れじゃないかお前(笑)。
 盗みまでして金を作ろうという松のパッションが、遅まきながら理解できた気がします。
 尺の関係で仕方なかったんでしょうが、アニメでも使って欲しかったな。守り袋。

 梅との会話はやっぱり好きだ。
「おめえはえれえ奴だと思ってる」のクダリ、顔を背けてっていうのが何とも松らしい。
 梅に向けての、これは一種の敗北宣言。
「恩人が三人になっちまう」の時もそうでしたが、普段ちっとも喋らんくせにたまに口を開くとどうしてこうもツボを突いた台詞が出てくるんだこの人は。
 これだから無口キャラは堪らんです。

 それにしても、おたけさんを出しに使うとはいい根性だ(笑)。
 店に来たけりゃ普通に来りゃいいじゃないかこのツンツンさんめ。
 素直じゃないキャラも堪らんです。
 アニメではこの辺のおたけさんとのクダリはするっとまるっとばっさりカットだったので、松はおたけさんに惚れてることになってる? のか?
 その代わりと言ってはナンですが、ボコられ具合はアニメのが数段グレードアップしてました。(そんなところに食いつくのは私くらいですねそうでした)

 前にもどっかに書いたけど、この人はほんとに生き方が下手くそだなぁと思います。
 まぁここに出てくる男達は皆不器用な生き方してる人たちばっかりなんですが。
 誰よりも世渡り上手に見えたイチさんが実は…とかね。


 どうでもいいことですが、
 さらい屋五葉って英語ではHouse of the Five Leavesと表記されるんですね。
 五枚の葉っぱじゃなく、五つの頂点を持つ一枚の葉っぱなのかと思っていたのでちょっと意外でした。
 いやでも五葉っていうんだからやはり五枚の葉っぱか。

 ついでに四畳半神話大系も調べてみました。
 そもそも四畳半という概念をフォーリナーは理解できるのか。3でもなく6でもなく4.5という中庸かつ微妙な極致を感知できるのか!
 と思ったらThe Tatami Galaxyでした。宜なるかな(笑)。


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 >Bんた様
  五葉原作絶賛堪能中でございます。いやもう松が可愛くてな(笑)。ご隠居は頭目時代から漬物漬けるのが上手かったのか、それとも引退してから身に着けたのか。ぬか床掻き回す頭目なんてのもなかなか乙なものではなかったかと。取り敢えず3巻まで読んで一番気に入った台詞は「蕎麦はノドで食いやがれ」です。(台詞ですらねぇ) アホな文章も見て頂きまして片付けない。じゃない、忝い。虹雅渓の住人はこれからはキュウを画伯と呼ぶがいいさ。黴餅の口からは、ゴジラよろしく放射能が放出されています。目には見えないけど。マロ様の似顔絵はどんなんでしょう。一面真っ白に塗られた紙の中央に金色のドジョウが2匹、とか(笑)。


 拍手のお侍様有難うございました。おサムライを求めて来られたのに他ジャンルの話で申し訳ないです。ちゃっちゃと読んでしまうので暫しお待ちくだされ。


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