アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

中性子星の謎 ⑹

2023-12-09 11:15:04 | 理論物理学 素粒子

 
 ブラックホールと中性子星には、ジェットの噴出が観測されており、同じようなシステムが働いていると予想される。

 👆は中性子星の中心部を拡大している。上部に広がっている円錐状の空間は、中性子が排除されてアリ地獄構造になっている。

 中性子星はブラックホールの餌になるプラズマ粒子に取り囲まれているので、絶えず活発に活動している。(多くのブラックホールは取り込む物質が枯渇して休眠状態になっている)

 ブラックホールはヌル面を境にして内部領域が存在している。ブラックホールに吸収された物質は、理論的には、ヌル面を越えて内部領域に入ることはできないのだが、仮ブラックホールは重力崩壊で形成されると考えるので、物質を吸収して成長する事になり、内部領域の物質は究極の状態まで押し潰される。

 天文観測による、ブラックホールと中性子星には、ジェットの噴出が観測されており、ほぼ 全ての吸収した物質を放出している。(吸収した全ての物質を放出していると考える事もできる)

 天文観測で確認されているような状況(ジェット)を説明できるような天体には、ホワイトホールがある。即ち、これは、強力な重力を生み出しているブラックホールに付随してホワイトホールが存在していれば説明ができる。実ブラックホールは、強力な重力で周りの物質を吸収するが、吸収した物質は全てホワイトホールから放出されていると考えれば説明が付く。

 天文観測では、飲み込まれているプラズマ粒子からのエックス線による情報が主立っているので、ホワイトホールの存在は認められていないが、特殊なケースが観測されている。

 2006年6月14日スウィフトによって発見されたガンマ線バーストからは超新星が見当たらない。この極めて珍しい観測はホワイトホールによるものだと考えられている。

 このガンマ線バーストは、実ブラックホールの性質として、ホワイトホールの側面が観測されたのだと考えられる。通常はエックス線による反応が、ブラックホールに吸収されるプラズマ粒子から提供されているが、ブラックホールと直接衝突するような特殊で急激な反応に於いて、強力なガンマ線バーストが発生したのだと思える。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 
ホワイトホールはあらゆる物質を放出する天体と定義される[要出典]。しかし、この定義では、ホワイトホールはやがては物質を放出しつくし消滅してしまう。このため、かつては「ホワイトホールが発見されていないのは、既に全部消滅したから」と説明されてきた。だが、この説明どおりにホワイトホールを解釈すると、ビッグバン以前にホワイトホールは既に存在していなければならない、という矛盾が発生する。また、ブラックホールとホワイトホールが、一方通行のワームホールを通じて繋がっているため、ブラックホールに吸い込まれた物質が、ホワイトホールから放出される、という仮説も存在するが、この仮説にはブラックホールに吸い込まれた物質がその後どうなるのかについて説明できない、という矛盾も存在している。これらの点から、ホワイトホールは数学的解釈により想像された架空の天体に過ぎず、現実には存在しない、とする説が支持されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GRB 060614は、2006年6月14日スウィフトによって発見されたガンマ線バーストである。このガンマ線バーストは発見当時の理論では説明できない現象であった[3]。

従来、ガンマ線バーストはその持続時間によって「長いガンマ線バースト」と「短いガンマ線バースト」に分類され、前者は恒星が誕生する密集領域で見られるものであり、超新星が伴うものと考えられていた。ところが、GRB 060614はバーストが102秒と持続時間を見ると典型的な「長いガンマ線バースト」であったが、超新星は見当たらなかった[1][4]。
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