☆新鮮つがる日記☆

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鬼神社縁起

2013年01月06日 13時40分46秒 | Weblog
みなさんこんにちは売店の佐藤です。
本日は好評を得ております、津軽昔話本から4番目におもしろい話を紹介致します。

題名 鬼神社縁起(弘前市の話)

では はじまり~ はじまり~ 
弘前市の鬼沢には、鬼神社という変った名前のお宮があるのじゃが、ここにこんな話が残されておる
昔、岩木山の三つの頂きの一つ、岩鬼山の赤倉沢には、鬼神が隠れすんどるといわれとった
その鬼神の名前つうのが、「赤倉の大人・あかくらのおおひと」じゃの「山の爺・やまのおっこ」じゃのいうて、人々は恐れ、敬いながら呼んどったそうな
なんでも、この大人つう男は、やせとるし色は真っ黒の上、天つくような大男で見るからにおそろしげなやつじゃったと
あまりのものすごさに、見たもんの中に病気にかかり寝込んでしもうた者もおったつうだ
ところが、大人は本当は心優しい男での酒や魚をやったりすると、山の木を根っこごとくれたり、シナの木の樹皮をはいで
かかえきれんほど持ってきてくれたりしたという
また、大人は農民達に農耕の技を教えてくれ、開墾なんかもその力にまかせ朝飯前にやってのけたんじゃそうな
人々は、こんな大人を心から慕っての大人が着ておった蓑(みの)や笠、それに使っておった大きな鍬を祀ったんじゃと。
それが鬼神社の始まりなんで農具の掲額の奉納された、珍しい農神信仰のお宮なんじゃ
めでたし~ めでたし~

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ではでは今日はこの辺で次回もお楽しみに