ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

文子さんが好きです。 下吉田 本郷の【万福児】

2007-02-01 | 集英社
久しぶりにマンガ。
新しいマンガのおおかたが、I先輩のところからやってきます。
お寺が舞台のホームドラマです。…たぶん、ホームドラマ。

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 万福児 1

 著者:下吉田 本郷
 発行:集英社
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お寺の子供の福志くん。
幼稚園児です。
鼻持ちならないクソガキですが、非常に危ない橋をスレスレのところで憎めないほうに落ちてきます。
ご近所のおじーちゃん、おばーちゃんに、不思議とかわいがられて(おもしろがられて)います。

お母さんは文子さん。
「私、今日は人魚のことしか考えないから!」と言って、人魚の生態を微に入り細に入り考えるような人。
お菓子屋さんの一人娘で、赤ちゃんの頃からの刷り込みで、万典さんのお嫁さんになりました。

お父さんは住職の万典さん。
福志が仏教に馴染んでくれるようにと(お釈迦様の仏像には罰当たりなくらいに馴染んでいる。)「おシャカサマン」という紙芝居を作ろうとしたりします。
一筋縄ではいかない嫁と息子に悟りを開きつつある、座布団の柄にも「仏」を観る人。

現在第2巻まで発行されています。
この第37話が非常に好き。
甘栗と木魚と福志のパンツと万典さんのホウキ。
ほとんど声に出したせりふがない1話。
文子さん、すてきです。
「エデンの東北」の八重子さんといい、私は「おかあさん」に弱い?


文子さんがつけている「福志成長日記」のサイトもあります。

http://blog.livedoor.jp/shimoyoshida/



 
 


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