「青草」主宰の句が、
2019「俳壇」11月号に掲載されました。
俳壇ワイド作品集 今月の主宰
臭木の実 草深昌子 [青草]
刻々の季節のありように驚かされます。
変化してやまない宇宙の不思議をダイナミックに詠い上
げてゆきたいものです。
俳句は季題で決まります、季題には私の愛情がこもります
ゆえに「俳句は愛情」ということになりますでしょうか。
臭木の実摘むべく竹を編んでをり
扇風機回つていゐたる三和土かな
二の腕のゆたにたゆたに踊るなり
道連れの法師蝉とはなりにけり
寝姿の釈迦ある寺や新豆腐
幹太くなまめく鮎の下るころ
一家みな一つ間にゐる良夜かな
(「俳壇」2019年11月号所収)
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