リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

自衛隊に憲法を明記しても違憲論争はなくならない

2019-09-11 | 政治
安倍首相は9条2項を維持したまま自衛隊の存在を明記することで自衛隊の位置づけを明確にしたがっている。自衛隊が憲法違反との指摘があるのは自衛官たちに申し訳ない、といったことも言っていた。
だが9条2項を維持して自衛隊の存在を加えるだけでは、自衛隊違憲論はなくならないという指摘(朝日新聞2019-9-3)を読んで目からうろこが落ちた。
自衛隊の存在そのものは憲法に明記されたとしても、9条2項に反しない自衛隊の役割とは何なのか。武器の使用や海外派遣、集団安全保障や米国との共同作戦などはどこまで許されるのか。まさに「現況の自衛隊が違憲かの議論は永遠に続く」だろう。
首相自身、この改憲によって「何も変わらない」としてアピールしていた。実は自衛隊の位置づけをめぐる憲法論議も「何も変わらない」のである。

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