青葉学習塾・書道教室へようこそ!

宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

俳句 その10

2019年05月08日 | 書道
月曜日に書道の勉強会に行ってきました。

顔真卿の争坐位稿を全紙に書きました。

うまく書けませんでした。

画像を載せようと思いましたが、やめときます。


かわりに俳句の画像を載せます。

師匠の目指す漢字かな交じり書は、こんな感じです。

ほぼ直線で堂々と、スッとみせる書き方で、読みやすいです。

平凡とも言われそうですが。他にも木簡調で書いたりもします。

ちょっと月のハネがないのがイマイチだったかもしれません。


しっかり読めるような基本を、まずは身につけたいと思っております。

細字三体

2019年05月08日 | 書道


今日は書道も教えました。

最近、細字三体を書いていませんでしたが、細字三体のお手本の

リクエストがあったので、久しぶりに書きました。

差し上げてしまったので、今月の競書雑誌にお送りすることが

できないかも・・・。

でも、これからまた書けばいいかな。


今は、習っている方々が、欲しいと言ってくれるというほうが嬉しくて、

雑誌<身近な人・・・という図式になってます。


そういえば、

私自身が、書いた物を保管?しておくと、嫁から

「その紙の山や書道の本など、はやくゴミに捨てなさい」

となります。

世の中そんなもんですね。

俳句の会

2019年05月05日 | 書道
今日は、俳句の会に顔を出しました。

全部で150ほどの素敵な句がありました。個人的に好きな句は

「平成に 名残と思う 花に雪 (リツさん)」

「野仕事の 結の昼餉や 豆ごはん (アキオさん)」

「十連休 どこへも行かず 草むしり (ヒロコさん)」

でした。


俳句の先生が私に、

「桃子先生、俳句ここを教えて!(辻 桃子 2017年発行)」

を渡して下さったので、私はそれを読みながら参加しました。

季語は分かるけど、二回使うのは、普通はダメとか、

似た意味の言葉も、二回使うとダメとか、当然の事が

理由つきで丁寧に書かれている本でした。なるほど。




来月も忙しくなければ参加したいと思います。

ありがとうございました。

「書道芸術 見て読む中国」を読んで その2

2019年05月05日 | 書道
引き続き、この本にはこう書かれてありました。



「書道作品には基本的に作者の性格など概括的で、抽象的な感情が現れる。・・・

 人間の性格と書道の形質を明確に対照させることが難しい・・・

 書道の作者も鑑賞者も書道作品にどのような感情や性格が

 表現されているかを求めるのではなく、

 あくまで書道の形式の中に込められた「意味」や「情趣」を

 大切にし、一種の「感情」を感じとる・・・」



述べている内容が難しくてよく分かりませんでした。なんとなくまとめますと、

書は人なりと言われますが、作者の性格を書で明確に表現するのは難しい。

芸術は爆発だといわれますが、書道は感情や性格を爆発させるというものではない。

あくまで、自分や相手が書道の形式の中に込められた「意味」や「情趣」を大切にし、

一種の「感情」を感じとるものである。ということなのでしょうか。



個人的には、感情や性格を爆発させても良いと思いました。爆発したような前衛作品もありますし。

ただ、どストレートな作品以上に、雰囲気が漂うような味のある作品を書きたいと思います。

感情や性格をむき出すより、品性を養いたいです。

では。乱筆失礼しました。

「書道芸術 見て読む中国」を読んで

2019年05月04日 | 書道
「書道芸術 見て読む中国(東方書店 2006年発行)」を読みました。



そこには、

『初心者はみな臨書から書道を始める。・・・臨書はまず「入帖」から始まり、一筆一画を

 原帖の字に倣って書くことが求められる。・・・一般にこの段階には数か月かかる。

 この段階を過ぎると、「出帖」を始める・・・』

と書かれてありました。


競書雑誌を書いていると、毎月の古典臨書課題で数文字、しかも数か月も経たないうちに

別な古典に移ってしまったりします。

この本の内容と、競書雑誌の勉強方法は、違うようで・・・


考えてみると、自分自身は、競書雑誌に向けて書くこと、手本を真似ることに

力を注ぎすぎていたかもしれません。

過去に習った古典の書き方等を、案外忘れてしまっていますし。

その古典を活かした、創作作品なんか、すぐに書けません。


幅広く浅く勉強したほうが良いのか、狭く深く勉強したほうが良いのか。

短い期間での臨書は、あまり身につかないと思いますが、どうなんでしょう。

乱筆すいません、持論でした。

宮城を魅せる書展

2019年05月04日 | 書道
昨日、仙台メディアテークで行われている書の展覧会を見てきました。

「書道家による大作書展」とあるように、大きな作品が中心で見ごたえがありました。

小さな作品等も負けず劣らず丁寧で感動しました。


墨といえば黒が普通ですが、面白い墨色を出している作品もあれば、

黒以外の色や模様を駆使し、面白くした作品もありました。


今回、偶然にも制作した書道の先生がたが作品のそばにいたこともあり、

作品解説していただけました。ありがとうございます。


入場料200円ですが、作品解説してくださるなら、もっと費用がかかっても

楽しめると思いました。

書道の展覧会って、入場料が無い場合、開催する側はめちゃ赤字覚悟でしょうし。


大きな展覧会ほど、出品料・年会費などを出品者から取り、主催者はもとを取りますが、

個人的には、大きな展覧会ほど、入場料を安売りせず、出品者に少しは還元するような

仕組みがあってほしい気がします。


入場料無料っていうのは宣伝として良いですが、

悪い意味では、その展覧会作品には、観る価値が無いってことにも思えます。

私自身は、良い物を見るためなら、しっかり払って見たいと思います。


書き手が費用で単に苦しむ状態が続くなら、書き手が増えることはありません。

ああ、持論でした。すいません。