青葉学習塾・書道教室へようこそ!

宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

「書道芸術 見て読む中国」を読んで

2019年05月04日 | 書道
「書道芸術 見て読む中国(東方書店 2006年発行)」を読みました。



そこには、

『初心者はみな臨書から書道を始める。・・・臨書はまず「入帖」から始まり、一筆一画を

 原帖の字に倣って書くことが求められる。・・・一般にこの段階には数か月かかる。

 この段階を過ぎると、「出帖」を始める・・・』

と書かれてありました。


競書雑誌を書いていると、毎月の古典臨書課題で数文字、しかも数か月も経たないうちに

別な古典に移ってしまったりします。

この本の内容と、競書雑誌の勉強方法は、違うようで・・・


考えてみると、自分自身は、競書雑誌に向けて書くこと、手本を真似ることに

力を注ぎすぎていたかもしれません。

過去に習った古典の書き方等を、案外忘れてしまっていますし。

その古典を活かした、創作作品なんか、すぐに書けません。


幅広く浅く勉強したほうが良いのか、狭く深く勉強したほうが良いのか。

短い期間での臨書は、あまり身につかないと思いますが、どうなんでしょう。

乱筆すいません、持論でした。

宮城を魅せる書展

2019年05月04日 | 書道
昨日、仙台メディアテークで行われている書の展覧会を見てきました。

「書道家による大作書展」とあるように、大きな作品が中心で見ごたえがありました。

小さな作品等も負けず劣らず丁寧で感動しました。


墨といえば黒が普通ですが、面白い墨色を出している作品もあれば、

黒以外の色や模様を駆使し、面白くした作品もありました。


今回、偶然にも制作した書道の先生がたが作品のそばにいたこともあり、

作品解説していただけました。ありがとうございます。


入場料200円ですが、作品解説してくださるなら、もっと費用がかかっても

楽しめると思いました。

書道の展覧会って、入場料が無い場合、開催する側はめちゃ赤字覚悟でしょうし。


大きな展覧会ほど、出品料・年会費などを出品者から取り、主催者はもとを取りますが、

個人的には、大きな展覧会ほど、入場料を安売りせず、出品者に少しは還元するような

仕組みがあってほしい気がします。


入場料無料っていうのは宣伝として良いですが、

悪い意味では、その展覧会作品には、観る価値が無いってことにも思えます。

私自身は、良い物を見るためなら、しっかり払って見たいと思います。


書き手が費用で単に苦しむ状態が続くなら、書き手が増えることはありません。

ああ、持論でした。すいません。