青葉学習塾・書道教室へようこそ!

宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

近代詩 半切 その3

2019年10月07日 | 書道


綺麗なだけが「書」ではない。「書」を追及している人は、綺麗に書けて当たり前。

綺麗な「書」は、個性があるとはいえない。それでは展覧会には通用しない。

「書」の現代性を追求しよう。・・・等とアドバイスをいただいています。


まだ数枚しか書きなぐってませんが、

自分の書を確立するために、綺麗さから離れて下手に書くことがあります。


こういう「書」は、下手というのか、味があるというのか、面白いというのか、個性的というのか・・・。

(今の展覧会の大先生の作品を観ると、読めない書を五感で感じ取れっていう時代なのかな。)



ある書籍の言葉を載せておきます。

「文字とは、奇瑞を記し、吉兆を知り、天を動かすためのものである。

 個人のためにつくられたものではなく集団に与えられた恩寵だった。」


古典を大切に書の勉強をしていると、こういう言葉で、書に対しての疑問が起こります。

書とは、集団としての産物なのか、個としての産物なのか。

集団とするならば、単に書の派閥をさすのだろうか。

集団といえども、一般人・大衆・初心者などは含まれないのだろうか。


・・・では、ふと思った、どうでもよさげな事を書きなぐりました。乱筆失礼しました。

半切に「嵯峨天皇 李嶠詩」

2019年10月05日 | 書道


「嵯峨天皇 李嶠詩」を臨書しました。

11月3日に仙台で筆塚祭が行われます。その時に出品する作品を書きました。

右と左ではどちらがいいかなぁ・・・というのが一番の悩みでした。

悩みつつ、先日、やっと出品しました。



いや、マジで、どちらが良く書けているのだろう。ちなみに私の団体では臨書作品は

大きくのびやかに書きます~

「大沢雅休書話」を読んで その4

2019年10月05日 | 書道


先日、書道の集まりが東京でありました。私は不参加でした。

ただ不参加であっても「ある審査員先生へ弁当代で3000円」

ということで、ご寄付しました。



参加者一人につき5000円ということで、全国から100人以上集まるでしょうし。

そうすると審査員先生のお弁当(お昼)は、その一食が数十万円以上。



領収書などのやりとりもしないって悪徳~。私も愚痴しか書けない(笑)



そのトップの人にいかに権力があっても、上手い評判があっても、

おかしな事をしていれば、その人の書、その集まりの書はそこまで

なんですよね。



入選以上で、30万~100万の御礼を献上しろとか、ありえない~

でも、それが現代の書道の本来の姿なのかな・・・



これからは、その集まりの「変体仮名」を「神戸仮名」と訂正します。

神戸仮名という言い方は、昔からありますし。

その集まりが今やっている事は、平安時代の変体仮名、日本の仮名文化を

純粋に書いて広める事からズレてますよ、と。

上手くなる・賞をあげるという口実で集金してたら、悪徳商法ですよ。



・・・ああ、こんな事書きたい訳ではなかった。

「大沢雅休書話」を相変わらず、何度も読み直しております。

あとは消費増税前に、書道の本をたくさん買いました!

石川九楊のグダグダエッセイや、千代倉桜舟の熱血自慢エッセイ?など、

今度感想を述べます。私は悩んだときは、書論などを読むことが好きみたいですね。

師匠に相談するのも方法ですが。最近は筆を持たずに本ばかり読んでいます。



良い本をいろいろ読み、良い人達と話をする。日々ある出来事に感謝して筆を持つ。

それが良い書を書く秘訣かなと思っております。



でもまあ、書道はオワコンだと愚痴る私の書、オワリっぽいです。

書き続けていきますが。

乱筆失礼しました。