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宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

臨書!元永本 その1

2019年05月25日 | 書道
元永本古今集 上(一)のP28・29を書きました。



仮名を学習するうえで、基本となる古典といえば、

大抵は高野切三種とか、慣れた人にとっては関戸本古今集だったりします。



ただ個人的ですが、私自身は元永本古今集が好きなんです。

完本ということもあって、全部で4冊(一冊170ページくらいだったかな×4冊)もあります。

高野切三種とか、関戸本古今集は最初から最後まで、レベルの高い書き方で感動させられっぱなし

ですが、元永本古今集は、かなり大量にあるため、

筆者の書き方が違う所もあり、悪く言うと下手なんじゃないか???

という書きぶりもあり、それが逆に畏まらなくて好きなんですよね。

下手っぽい所を習うと上達しないので、悩ましい古典でもあります。



今回は、最初の基本的な書き方で、個人的にいいなぁと思うページを

臨書してみました。まあ、相変わらず一発書きで、まだまだ甘いですが。

私自身書いてみて、気づいた特徴などを羅列していけば、今後の自分の書も

より面白くなるかなと思っています。まあ、個人的見解なので、役に立たない事とか

違うんじゃないかという事まで、述べちゃうかもしれませんが・・・汗



今回書いてみて、「は」「な」「多(た)」等のくるんと回る箇所が

潰れているなぁと思いました。潰れるとあっさりした印象になります。

あと、思ったよりも縦長な字形です。こういうのは縦作品の創作に活かせるかなと

思っております。

最後にもう一つ、「さ」のくにゃっとした書き方が、個人的に好きでないなぁ。

好きな古典なのにダメだしするとは、とんだ無礼でした。



また、時間がある時に、他の良い部分をまた臨書したいと思います。

応援してくださる方がいましたら、頑張るかもしれません。

では。