23日、菅直人の北鮮による南鮮砲撃当時の事態掌握に関する問題が取り沙汰されました。
1部は、メディアによる一報でさえ、知らなかったと言います。
ただ、これを攻撃する側のトンマさも、かなりのもので、自称・軍事アナリストの小川和久は、「総理たる者、一刻の猶予も無く、国民に万全の体制とっていること、「韓国」に対し、全面支援を伝えるのが先決」とブチ上げたそう。
南鮮に何をするって?
馬鹿野郎。
南鮮は、日本領土を侵略占領している敵国だ。
以前に書きましたが、昔、西洋の偉い先生は、マスコミの自由な活動がなければ、完全な社会統制は不可能だと説きました。
この意味を、今、改めて考えると、大昔から、一国たる国民の半分の意識は、常に、単純な「好き嫌い」が優先され、その根拠を個々自ら掌握できず、むしろ、それを代弁してくれるマスコミ側に居て、情報を視覚的に、面白おかしく、先導的に与えられなければ、一定の出来事が含む真相への判断に必要な思考すら働かない、という証のように思えます。
時には、皮肉として「一般大衆」と言われる人達の事です。
この人達は、つまり、低俗朝鮮趣味に現を抜かす人達です。
歴史を顧みることなく、矛盾に目を向けず、商業主義に乗じて、国を売るにも等しい行為に手を染めている事を、目先の、一時の、余りにささやかな余興に酔いたいがために、公然と放任する人々。
否、僕は、攻撃しようとしているんではないんです。
くれぐれも誤解しないでください。
「一般大衆」も、マスコミも、これらは明らかに納税者であり、国民です。
そして、それが、場合によっては、国民の過半数に至りえると…
これが、今の日本の実態だということです。
マスコミに迎合する人達の明らかな問題は、その無責任さです。
自らの欲求のためには、事態を歪めていても気にとめようとしない。
その特徴は、日本の選挙に見て取れます。
上記の菅直人と小川和久のマスコミ上で行われたやり取りの陳腐さは、現・政体の無抵抗主義という様相を極めて分かりやすく象徴しています。
つまり、平和ボケです。
でも、それは、長年の平和でボケてしまったんでなく、これが、現代無抵抗主義者の様相だという事です。
そして、この政体を確固たるものに築き上げたのが、自民党政権でした。
今の社会を見てください。
多くが、民主党政権を嘆きながら、旧自民党政権へ期待の声を上げる。
正に、皮肉としての「一般大衆」そのもの。
この旧自民党政権時、一体、何が今よりマシであったか?
民主党政権は、旧自民党政権が創った政体を維持しています。
その実態を見ない振りで、何処に向けて何を批判しますか?
政体は、政治体制の骨格で、その点において、民主党政権は、旧自民党政権と同属で有る以上、日本の政体は1つです。
そこには、糞共産党でさえ含まれる。
この同属体制を創り上げたのが選挙システムで、それを許したのが国民の半数、或いは半数以上にある、個人的欲求を優先するところから生じる社会的無関心さ故の無責任さです。
でなければ、こんな体制が出来っこない。
国民半数の無責任さによって、選挙は、他方で個人的欲求である利権に支配され、結果、政体は利権の名の下に同属化された。
日本の政体が至った無抵抗主義は、そこから導き出された商業主義の方法論という訳です。
しかし、戦後65年、日本マスコミは、大昔の西洋体制理論に基き、全く見事に、その役割を果たしました。
主権無き現代日本が、無抵抗主義によって国民社会統制が謀られている現実を見てください。
是非もなく、そよそよと、その時々の時勢、風潮を身に纏いながら、拳を振り上げたり、また、面白おかしく、国民に商業主義を植え付けて行った。
日本の戦後復興は、主権回復によって完結する筈でした。
しかし、現在、その道は、完全に閉ざされています。
米国は、安保によって、日本完全復興を妨げます。
確かに、戦後、日本の国防に米軍がなくてはならなかった。
しかし、その目的は、やがて挿げ替えられ、自民党政権は、それを容認し、大陸のゴミクズどもと共謀し、マスコミの手を借り、国家ならぬ、金の成る「自由市場領域」を打ち立てようと謀り、民主党政権は、それを継承しているんです。
欧米を含めたアジア経済圏が望むまま、唯一の神道国家、日本が、主権無き自由市場領域と化す国民社会統制の一翼を担った日本マスコミは、現・政体によって称えられるかもしれません。
が、、、
日本の本分がそこで維持されますか?
それは、皇室によって形成される国体に准じた世界屈指の秩序体形社会の事です。
すでに、国民生活に皹が入れられているんじゃありませんか?
その先頭で、嘗ては平等で、支えあっていた筈の弱者が、寄って集って叩かれているんじゃありませんか?
そこで、日章旗を汚す輩はいませんか?
この自由市場領域に屋根はありません。
在日米軍でさえ、「標的」ですから。
自由市場領域という吹きさらしの中で、故三島由紀夫先生が最後にお守りしようとした皇室を、僕達は万全をもってお守りできますか?
ちなみに、単純を代表する1人の僕は、石原慎太郎先生も好きです。
この先生には本音が打ち明けられそうです。
でも、故三島由紀夫先生には、多分、恐くて何も言えなかったと思います。