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危機の時代を好機とせよ

2024-08-24 09:01:15 | 戦争
危機の時代を好機とせよ
“シーチン”修一

【雀庵の「大戦序章」327/通算758  2024(令和6)年8/24/土】「欲少なく足るを知る、足るを知りて分に安んずる」・・・小生が好きな言葉だ。資本主義競争経済は常にGDPが多少なりとも前進・成長しないと敗者になると言われ、いずこの国も必死で「もっともっと!」と奮闘しており、まるで自転車操業のようである。
GDPのランクが下がると亡国になってしまう! 大変だ、もっともっと新製品を作って、もっともっと買わせろ、旧製品や賞味期限切れのものはどんどん捨てさせろ! 人口=買い手をどんどん増やせ、子供を育てる稼ぎがないなら福祉で援助しろ、買っては捨て、捨てては買う、資本主義は偉大なり!・・・これって本当か? 古人曰く「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。

福祉国家になって人間はどうなったのか? 衣食住足りて戦意喪失、結婚不要、結婚しても子供は面倒、ワンコで十分・・・子供はどんどん減る一方でヂヂババは増えるばかり。これが国家・国民の成長か? 後退だろうが! やがて亡国になるしかないだろう。

これは日本のみならず反共産主義のG7(Group of Seven、現在は米国・英国・日本・フランス・ドイツ・イタリア・カナダ・EU)など「自由民主陣営」全体の問題でもある。G7の盟主は、人口、経済力、軍事力で世界最大最強の米国だが、米国は建国以来、民主党と共和党の対立があり、それでも「有事の際には団結する」のが強さのキモだった。ところがここ数年、そのキモが急速に後退して、今や「天敵」、互いに憎悪をたぎらすようになってしまった。米国は「世界の警察官」だったのが、警察官同士が大ゲンカ、つい最近には共和党のトランプ候補暗殺未遂事件も起きるという体たらくだ。札付きのゴロツキ暴力団=中露北は大喜びだろうが、一体全体、アメリカ合衆国、United States of America(アメリカ連邦国)はどうなっているのだろう・・・

小学館のサイト「HuguKum/はぐくむ」の2024/7/7「親子で学ぶ国際社会 アメリカの民主党と共和党の違いは? 支持基盤や2024年の大統領選候補についてもおさらい」はとても分かりやすかった。以下、キモを拾い読みする。

<アメリカでは、民主党と共和党のいずれかが政権を担う「二大政党制」です。2024年11月の大統領選挙でも両党の候補者が火花を散らします。民主党と共和党は、どのような点が異なるのでしょうか? 基本理念や支持基盤、歴代の有名大統領を紹介します。
◎民主党と共和党の二大政党制が基本: 政党政治の形態は、以下の3パターンに大別されます。▼一党制:政権を担える政党が一つのみ ▼二大政党制:二つの大きな政党が政権を争う ▼多党制:複数の政党が政権を争う

アメリカは民主党と共和党の「二大政党制」で、1852年以降のアメリカ大統領は民主党か共和党のいずれかより選出されています。今後も、第三の政党が政治の実権を握るケースはほとんどないでしょう。近年はどの政党も支持しない「無党派」の有権者が増えています。大統領選挙は民主党と共和党の間で争われるため、無党派でもどちらかの政党に投票します。

◎近年は政治の分極化が進む: アメリカでは、政治の分極化が進んでいます。「分極化」とは、対立する二つ以上の立場や勢力に分かれていくことです。
かつては、民主党と共和党の政治理念にも共通点がありました。しかし近年は、相手の主張や政策を真っ向から否定し、互いに相容れない状態へと変化しています。片方の政党を敵と見なす支持者が、差別行為や暴動を引き起こすケースも珍しくありません。
経済力や軍事力に優れるアメリカは「超大国」と呼ばれてきましたが、ここ数年は政治や社会の分極化が進み、国家の力に陰りが見え始めているようです。
民主党と共和党は、政治のスタンスや支持基盤が大きく異なります。まずは、民主党がどのような考え方に基づく政党なのかを見ていきましょう。

【▼民主党の基本理念】: 民主党は、共和党に比べてリベラル寄りです。リベラルの意味合いは国によって異なりますが、個人の自由や権利を重視しながら、社会的な公正・平等を追求する主義を指すのが一般的です。伝統的な考え方や習慣に固着せず、革新的に物事を進めていくのも大きな特徴でしょう。
また民主党は、「大きな政府」を容認しています。大きな政府とは、政府が国民の経済活動に積極的に介入する考え方・政策のことです。税金や社会保障費が高くなって国民の負担は増えますが、所得格差が縮まったり、社会福祉が充実したりするといったメリットを享受できます。

◎党の起源と支持基盤: 民主党は、1800年以前にトーマス・ジェファーソンによって結成された「民主共和党」に起源を持つとされます。彼はアメリカ独立宣言の原稿を起こした人物で、独立後は第3代大統領に就任しました。
かつては、民主党というと低所得者層の支持が強いイメージがありましたが、近年は「富裕層」や「高学歴者」に支持者が多い傾向です。多民族国家のアメリカにおいて、アフリカ系・ヒスパニック系・アジア系といった非白人層は「マイノリティー」と呼ばれます。民主党はマイノリティーにも支持されており、支持基盤は移民の割合が多い西海岸や北東部に集中しています。

【▼共和党の基本理念】: 共和党の理念や政策は、民主党と対照的です。「小さな政府」と呼ばれることがありますが、決して悪い意味ではありません。共和党が何を目指しているのかを理解しましょう。
◎民主党に比べると、共和党は保守寄りです。変革や急速な変化には慎重で、伝統的な価値観や秩序、道徳的な原則を重視する傾向があります。
大きな政府である民主党に対し、共和党は「小さな政府」です。国民の自由な活動を尊重し、政府の介入を最小限にするのが特徴で、「安価な政府」や「低福祉・低負担」とも表現されます。政府が行う経済政策・社会政策の規模が小さくなる分、国民の税負担も少なくなると考えます。共和党の大統領が政権を担うと、市場の自由競争を促す政策や大規模な減税政策が打ち出される可能性があります。

◎党の起源と支持基盤: 共和党の起源は、1854年にさかのぼります。当時のアメリカには、アフリカ大陸から連れてきた人々を奴隷として働かせる「奴隷制度」が存在しました。共和党は奴隷制度の廃止を訴えていた勢力によって結成された党であり、共和党初の大統領は「奴隷解放の父」と呼ばれたエイブラハム・リンカーンです。

共和党の支持基盤は中西部の農業地域や南部が中心で、白人福音派の支持者が多いといわれています。福音派とはキリスト教の一派で、聖書の教えと伝道を重視します。近年はマイノリティーの民主党離れが目立っており、アフリカ系・ヒスパニック系・アジア系などが共和党に流れているとの見方もあるようです。

共和党の愛称は、「Grand Old Party(偉大な古き政党)」の頭文字を取った「GOP」です。政党としての歴史は民主党の方が古いですが、GOPというと共和党を指すのが一般的です。シンボルカラーは赤で、共和党の支持者が多い州は「赤い州(Red State)」と呼ばれます。

【民主党・共和党の有名大統領をピックアップ】 アメリカの歴代大統領は、民主党と共和党のいずれかより選出されています。各政党からアメリカ人に人気がある有名大統領として、「ジョン・F・ケネディ」と「ロナルド・レーガン」をピックアップして紹介します。
▼【民主党】ジョン・F・ケネディ: ケネディは第35代大統領です。在任期間は1961〜1963年で、大統領就任から2年10カ月後にテキサス州のダラスで暗殺されました。没後60年以上が経過していますが、「いちばん好きな大統領」に挙げる人は少なくありません。
43歳の若さで当選した彼は、初の大統領演説で「国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うてほしい」と訴え、多くの国民の心を動かしました。
在任中は、キューバ危機の回避や部分的核実験の禁止事項締結など、ソビエト連邦(当時)との協調政策を推し進めます。

▼【共和党】ロナルド・レーガン: 第40代大統領のレーガンは、元ハリウッドの映画俳優です。在任期間は1981〜1989年で、69歳のときに当選を果たしました。大統領に当選した当時は歴代最高齢でしたが、現在はジョー・バイデンとドナルド・トランプに次ぐ歴代3位の高齢の大統領となっています。
「強いアメリカ」「小さな政府」を提唱し、レーガノミクスと呼ばれる経済政策で財政赤字の克服を目指します。
大規模な減税や政府規制の緩和などを行った結果、アメリカ経済は回復に向かいましたが、軍事費の増加や日米間の貿易問題により、財政赤字からは抜け出せませんでした。

≪共和党のドナルド・トランプについて》 トランプは70歳で当選を果たし、2017年に第45代大統領に就任しました。番組の司会やタレント業、不動産開発事業に携わった経歴はありますが、政治運営は未経験で就任しました。在任中は強硬な不法移民対策を打ち出したり、一部の中東・アフリカ出身者の入国を禁じる大統領令を出したりしたことから、「非人道的」「差別的」の声も上がりました。
一方で歴代の大統領の中で唯一、軍事境界線を越えて北朝鮮に入国し、米朝首脳会談を実現させた功績を残しています。2020年の大統領選挙でジョー・バイデンに敗北した際は、選挙の不正を訴えました。

《民主党と共和党の間で揺れるアメリカ》 アメリカは、民主党と共和党による二大政党制です。近年は両党の政治スタンスが相いれないものとなっており、対立が深刻化しているのが現状です。
2024年11月の大統領選挙の候補者は、ジョー・バイデンとドナルド・トランプにほぼ絞り込まれています(現在はバイデンの後継のカマラ・ハリス)。分極化が進む中、どちらの候補者が当選しても、アメリカは混乱状態になる可能性があるでしょう。アメリカの政治は日本に大きな影響を与えます。民主党と共和党の間で揺れるアメリカの行方を見守りましょう>以上
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とても分かりやすくて勉強になったが、「民主党と共和党の間で揺れるアメリカの行方」はロクなものではないだろう。明るい材料はなく、1945年以降からの世界秩序、パクスアメリカーナは終末に向かい、第3次世界大戦は避けられないと小生は危惧している。ガラガラポンの危機の時代に備えるは当然だが、日本は米国の属国(51番目の州)から独立するチャンスでもある。憂国の士、出でよ、決起せよ!
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*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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渡部亮次郎 「頂門の一針」<ryochan@polka.plala.or.jp>
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