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雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(17」

2020-06-24 08:41:44 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(17」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/129(2020/6/23/火】米国版文化大革命、略して「米文革」が始まった。米国に巣くうアカの不満居士が「最後のチャンスだ!」と蜂起したのだ。今さら共産主義革命とは言えないから「ピンクの文革」、金持ちから税金取って貧乏人にばらまけということのようだ。

ドイツ、フランスの時代錯誤的なアカは珍しくないが、サンダースみたいなアカが依然として米国に残っているのは、いつもは民主党リベラルの着ぐるみを着ているから目立たないだけで、中禍でストレスが高じている今は「着ぐるみを捨てよ、街頭へ出よ、蜂起せよ!」の絶好のチャンスというわけだろう。

まるで砂漠トビバッタ。有象無象の不平不満居士と泥棒放火魔が熱く連帯を結び、米国をガラガラポン、暴力革命で自分たちに都合のいいバラマキ主義独裁国家を作ろう狙っている。民度低過ぎ! 選挙で競え、選挙で。

暴動をリードしているのは「このまま老いてしまったら見果てぬ夢、悔いが残る、せめて生きた証を」という厄介な連中だろう、養い難し。疲れ果てるまで重包囲するしかないみたいだ。騒乱品位は香港が特上なら米文革は下とか番外、卒業式や成人式で暴れる沖縄のガキ並だ。

米国の恥、汚点、汚物・・・まるでセイラム魔女裁判(1692年)みたい。理性ではなく感情で歴史を断罪したり。確信犯的なワルが国民分断を煽っているのだろうが、品位がない、下司そのものだ。歴史を裁くなら米大陸から先住民以外は出ていくべきである。

日本で共産主義革命に一番近づいたのは「2.1ゼネスト」だったろう。WIKIから。

<二・一ゼネスト(に・いちゼネスト)は、共産党と左翼勢力によって1947年(昭和22年)2月1日の実施を計画されたゼネラル・ストライキ。吉田茂政権を打倒し、共産党と労働組合の幹部による民主人民政府の樹立を目指した。2.1ストとも言う。決行直前に連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーの指令によって中止となり、戦後日本の労働運動の方向を大きく左右した>

マック&USAの唯一の日本貢献だな。「朝日ジャーナル」1976年1月30日号から。

<日本で左翼の「暴力」に何らかの妥当性が認められるか――この問題を考えるうえで最大の資料を提供しているのは、一九五〇年代前半に展開された日本共産党の武装闘争である。

火炎ビンから爆弾まで、いま新左翼の一部セクトが行使している暴力の原型は、すべてここにあったといってもよい。

この闘争がお粗末な失敗に終わったあと、日共は「極左冒険主義」を自己批判し、公式に平和革命を主張するにいたったが、一般市民の目にも触れる形で十分な総括がなされたとはいい難い。

なぜ日共がああも空想的な武闘路線を採用し、いかなる経過をたどってこれを放棄したのか、その今日的教訓とは何か――あのころ党中央で全政策の形成に立ち会った戦前以来の元党員と、現実に火炎ビンを手にした元中核自衛隊員(元独立遊撃隊員)に話し合ってもらった>(内側からみた日共'50年代武装闘争)

日本における共産主義運動は1960年安保で終わり、70年代には小生のようなバカが暴れたものの、80年初めの連合赤軍リンチ事件で終わった。今はスカシッペ、「立民枝野のただの残滓」くらいだ。

共産主義が破綻したのは、「人間は利己のためには暴力、虚言、裏切りをする」という基本中の基本を無視したからである。「利己を抑えて全体の利益を優先する」なんてほとんどあり得ない、それが分かっていなかったか、分かっていても利己を最優先した。

結局、独裁者、強い者に従い、共産党員が新たな貴族になり、ほとんどの国民は圧政、貧窮に苦しむ奴隷になっただけだ。北朝鮮はその見事なモデルである。10%の貴族が90%の奴隷の上に乗っかっているもので、900年頃の高麗、李朝以来の伝統だ。

今でも朝鮮半島や宗主国の支那はそんなものだろう。ソ連の圧政でロシアのスラブ民族もそうだが、国民は上からの指示がないと動かないようだ。積極的に前進しない。考えて前進する、方向を決めることができない。

自由な思考を気が遠くなるほどの間、許されなかったから、今では思考能力がない感じがする。ロシアの思考能力のある者は逃げ出している。

米国のクレーマーは逃げ出さない、米国が暴動にも優しい自由の国だからだ。Skim the cream, 甘い汁を吸う根性なしめ、Shame on you 恥を知れ恥を!

日本の、特にリベラル系の記者も米国のクレーマーに似ているようで、3年前はトランプショックでアワワワ・・・思考停止状態だったが、曽野綾子先生はどっしり構えていた。

【措置入院 精神病棟の日々(186)2017/1/25】承前、産経、小雲規生「米、TPPから永久離脱 トランプ氏 日本叩きは過去の恨み?」、湯浅博「米が秩序を壊すのか」、加納宏幸「他国間協調排し直接交渉へ『私の政権、1対1が基本』」・・・記者諸君は頭に血が昇ったか?

曽野綾子「トランプ就任式 演説の中の意外な真っ当さ」。

<日本のメディアは「空席が目立った」と報じていたが、テレビに映った限りでは目立つほどではなかった。日本のほとんどすべてのマスコミは、反トランプデモ、抗議の欠席が目立った、アメリカの理想の喪失、という形の報道に力を注いだ。トランプの言葉の中にあった真っ当さについてはほとんど触れなかった。

CNNの同時通訳は、トランプのスピーチの聖書の引用の部分も訳すことができず黙っていた。トランプは旧約の詩論の133.1にある、「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」という個所を引いたのである。素朴な人間の基本的な幸福感を示した、私も好きな情景である。

マスコミは、今後トランプを悪人として扱うことに決めたようにも見える。私は特にトランプ贔屓でもないし、トランプのスピーチにも、彼独自の哲学はなかった。しかし彼は現実主義者、実利主義者なのだろう。

私は現実を正視する勇気ある人には希望をつなぐ。当惑するのは人間の精神も生活もまともに見る勇気を欠きながら、「理想的人間である自分を売り込む」人なのである>

痛烈だなあ! このレベルに到達はできないが、せめて八合目までは登りたいものである。産経の諸君も綾子先生に学びなさい。

(小生も呆けてきたようで、綾子先生の論考は2020/4/11に既掲載だった。それにしてもいい教えだ、小生も「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつける」人になりなりたい、ということでお許しを)(2020/6/22)